ブルゴーニュ ロマネスクの旅 XXII (オータン②) [海外@ブルゴーニュ2011]
ホテルの窓から見た朝日の当たるサン・ラザール大聖堂@オータン
オータンにやって来た第一の目的は、このサン・ラザール大聖堂にある柱頭のロマネスクの彫刻と
現在はロラン美術館にある「エヴァ(イヴ)の誘惑」を見るためです。
大聖堂が最初に建てられたのは12世紀ロマネスク時代でしたが、、その後15世紀に改修され
現在の外観は尖塔に特徴のあるゴシック様式になっています。
朝食です。しっかりと頂きました
パンが美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまいます(^^ゞ
中世の面影が残る街並みを見ながら歩いていきます。左の看板はパン屋さんですね。
暫く歩くと大聖堂が見えてきました。
この大聖堂は聖ラザロ(イエスによって死から蘇った)の聖遺骨が納められた場所として、
中世から多くの巡礼者を集めてきたそうです。
まずは外観をご覧ください。
ガーゴイルですね。
ぐるっと回って反対側です。
大聖堂の尖塔はオータンの町のシンボルです。かなり遠くからも眺めることができます。
大聖堂の西正面扉口を飾るタンパンは、ロマネスク美術の至宝として名高く、図像は「最後の審判」です。
この作品は12世紀のものとしては珍しく作者の名前と考えられる「ギスレベルトゥスがこれを作った」という言葉が、
キリストの足元に彫られているそうです。
このタンパンはヴェズレーのサント・マドレーヌ聖堂のタンパン→こちらと双璧をなす、有名なものです。
実は、このタンパンは1760年代に「醜い」という理由で、松ぼっくりを描いた漆喰で覆われてしまったそうなんです。
でも、何が幸いとなるかわからないものです。そのおかげで、フランス革命の混乱時にも破壊されることなく
保存されることになったということです。
向かって左が天国、右が地獄となっていて、キリストのすぐ右では巨大な天秤で死者の魂が計量され、
天使と悪魔が魂を争っているそうです。
大聖堂の中に入ってみましょう。
内陣には明るい光が差し込んでいましたが、 内部はかなり暗かったです。
内部は次回ご紹介する予定です・・・・to be continued.
(2011年5月25日)
の印が付いた画像はクリックすると大きくなります。
大聖堂、私の場合は全景を見上げ、素晴らしいな
よく、これだけの塔を建てたものだ! ステンドグラスも美しいなぁ、と
このような見方で終わってしまいますが、kuwachannさんの見方は
一つ一つの芸術性を追求しているようで、流石だなと思ってしまいます
それにしても、相変わらず天気がいいですね!
by koh925 (2011-10-26 15:11)
ため息の出るような建築ですね。。。(^w^)
朝食のご様子がシックな感じでいいなぁ~と思ってしまいました(^m^)
by rtfk (2011-10-26 16:59)
この小さな街にしては、立派な大聖堂ですね。
イタリアの場合、立派な大聖堂がある場合、その建設当時
その街が反映していた歴史があります。ローマのサンピエトロ大聖堂の建築には、ヨーロッパ中からお金をかき集めた、しかも、免罪符なるものまで売って、金を集めたという歴史があります。そのお陰で、北ヨーロッパで、宗教改革があり、イギリスは、3000人のカトリック神父を殺害して、イギリス国教会を作った。シエナ、フィレンツェのドゥオーモも、その当時、繁栄の極みにありました。 この街は、その当時、潤沢に資金を持っていたのでしょうか??12世紀ごろに繁栄したんでしょうね。
by dolcevita (2011-10-26 17:25)
こんばんは。青い空に尖塔や入り組んだ美しい建物が映えていますね。多くの巡礼者を集めたという事ですが、当時ここにたどり着いた巡礼者はその威容に心打たれたことでしょう。今お写真で拝見するだけでも素晴らしいと感じます。タンパンというのですか、その細かい細工がフランス革命時にも壊されなかったいきさつ・・・ほんと何が幸いするかは歴史の中の小さなきっかけなんですね。・・・ガーゴイルは元気に飛び出て仕事してますね。
by yuzuhane (2011-10-26 21:56)
立派な大聖堂ですね。12世紀は、小さな街でも、立派な聖堂をつくるのを競っていたのでしょうか。
by テリー (2011-10-26 22:05)
雲ひとつない青空に大聖堂が
映えますね。
by こうちゃん (2011-10-26 22:46)
ムロランはアイヌ語のようです。
by ねじまき鳥 (2011-10-26 23:31)
落ち着く雰囲気の街ですね^^
大聖堂のステンドグラスいいですねぇ♪
大聖堂の中で何時間か、のんびりしてみたいです。
by miyoko (2011-10-27 00:08)
聖堂内の薄暗い中へステンドグラスから差し込む
陽射しが神々しく感じます^^
by hrd (2011-10-27 06:08)
中世の街並がこんな風に残っているなんて素晴らしいですね。
石の文化、ちょっとうらやましい。
日本の中世の街並がこんな風に残っていたらどんな感じなのかななんて想像してみました(^_^)
by ameya (2011-10-27 07:02)
むふ^^
ガーゴイルは可愛いなあ~~
そびえ立つ屋根が、青空にまっすぐ。すごくキレイだなーって思います。
by リュカ (2011-10-27 07:55)
nice&コメントありがとうございました。
東京では10/26木枯らし1号が吹きました。
いよいよ冬の到来です。
あっという間に、クリスマス・年末とあわただしくなります。
ゆったりと新年を迎えたいものですね。
(せっかち)
この街の歴史を知りたくなりますね。
by kawasemi (2011-10-27 09:30)
大聖堂、立派ですね。
彫刻も、素晴らしいですね。
青い空が、気持ち良いです。
by YUKIE_CHEF (2011-10-27 11:48)
皆様、こんばんは。
いつもお越し下さり、nice!&コメントをありがとうございます。
東京地方では昨日、木枯らし一号が観測されました。
季節は秋から冬へと少しずつと動きだしているようです。
by kuwachan (2011-10-27 21:44)
♪koh925さん
私もわぁ~凄い!、綺麗~!で終わっていますよ。
もうちょっとたくさん知識がないと芸術性には遠く及ばないです(^^ゞ
芸術面では姪っ子が私よりも色々なことを知っていて教えてくれるので、
聞きながら、へぇ~、へぇ~を連発しています(笑)
お天気は最高!でした(*^^)v
by kuwachan (2011-10-27 21:45)
♪rtfkさん
ただの「聖堂」ではなく「大聖堂」と言われているだけあって
聳え立つ尖塔や建物には重厚感がありましたね。
二ツ星、三ツ星クラスのホテルだと朝食は大体こんな感じです。
私は朝もしっかり派ですが(爆)、皆さん夜たっぷり召し上がるので
コーヒーとクロワッサンだけ~とか軽めの人が多いですね^^
by kuwachan (2011-10-27 21:46)
♪dolcevitaさん
確かに城壁が囲まれ歩いて回れるほどの町として大きいかもしれません。
大聖堂といってもイタリアの大聖堂とは比べものにはなりません。
お察しの通り、オータンは12世紀頃、聖ラザロの聖遺骨への巡礼により繁栄していたようです。
10世紀に聖ラザロの聖遺骨がフレネというところから移葬され、大聖堂に納められたことによって
11世紀になると巡礼者が急増し、12世紀に入り司教が巡礼教会の建設を決意して建てられたのが
もとのロマネスク様式の教会でした。その後、15世紀には火事で焼失した部分が再建され
また、16世紀には増築が行われ、その時には当時のゴシック様式が採用されたということです。
by kuwachan (2011-10-27 21:47)
♪yuzuhaneさん
教会の白っぽい壁が青空に映えてとても綺麗でした。
ヴェズレーもそうでしたが、ロマネスクの時代には伝説によって巡礼が盛んに行われていたようです。
その後の改築、改修によって12世紀当時のものとは違っているかもしれませんが
今見ても凄く大きな教会ですから、その当時に人たちにとってはとてつもなく大きな教会であり
圧倒されたことと思います。
入口の扉の上の、アーチと梁に囲まれた半月状の部分のことをタンパンと言います。
フランス革命では芸術的なものがかなり破壊されてしまったようです。
ある意味人間もこのタンパンと同じかもしれないなと思います。。^^
by kuwachan (2011-10-27 21:52)
♪テリーさん
押し寄せる巡礼者によって、今までの教会では捌ききれず
大きな教会が必要になったようです。
by kuwachan (2011-10-27 21:54)
♪こうちゃん
お天気が素晴らしく、大聖堂に行く途中も見た後も、
あらゆる角度から何枚も写真を撮ったのですが
枚数ばかり多くて・・・難しいですね(>_<)
by kuwachan (2011-10-27 21:55)
♪ねじまき鳥さん
やはりそうなんですね。
北海道の地名はアイヌ語が多いですよね。
by kuwachan (2011-10-27 21:56)
♪miyokoさん
古い建物が多く残っている町でした。
大聖堂のステンドグラス素晴らしかったです。
次回の記事でご紹介したいと思っています。
by kuwachan (2011-10-27 21:57)
♪hrdさん
教会の内部に入るとひんやりと空気に身が引き締まります。
見事な採光ですよね。荘厳さが溢れていました。
by kuwachan (2011-10-27 22:00)
♪ameyaさん
ここの町は古い家がかなり残っていました。
建物は昔のまま、内装だけを変えて生活する。石の文化ならではですよね。
ただの復刻ではなく実際に生活しているところが、素晴らしいと思います。
木造ではなかなか難しいものがありますね。
by kuwachan (2011-10-27 22:05)
♪リュカさん
ガーゴイル、見れば見るほどひとつずつ形が違っていて面白いですよね。
このまま尖塔が真っ青な空にそのまま吸い込まれるのではないかと
感じられるようなお天気でした!
by kuwachan (2011-10-27 22:06)
♪kawasemiさん
早すぎますぅ~そんなに急がないでください(笑)
まだまだ秋を楽しみたいですから^^
この町の歴史、旅行に行く前に図書館が借りた本のコピーを
取っておきましたので、まとめてみたいと思っています。
行く前に何度読んでもすんなり入ってこなかった部分が
いま読み返してみるとよくわかります(^^ゞ
by kuwachan (2011-10-27 22:08)
♪YUKIE_CHEFさん
威厳のある立派な大聖堂ですよね。
彫刻はこれだけでなく、柱頭の彫刻がこれまた素晴らしかったです。
by kuwachan (2011-10-27 22:08)
相変わらず出遅れております。
ブログトップのお詫び、もう消しちゃっていいんじゃないですか?
朝食、バケットにカマンベールにハムにコーヒー、これだけあれば自分は十分です。
バケット大好きなんですけど、近くに美味しいパン屋さんがないんですよねー。関係ない話題でスミマセン<m(_ _)m>
by 雅 (2011-10-28 22:17)
素敵な聖堂ですね。
重厚な・・・
それにしても建物の細工もとても素晴らしいです。
青い空にそびえて人々の心を正してくれそうな気がします。
by moira-_- (2011-10-28 23:17)
西洋の町は、写真をたくさん撮っちゃいそうですねぇw
カレンダー明日届くと思いますw
by ふじかわ (2011-10-29 18:01)
皆様、こんばんは。
ご訪問、nice!&コメントありがとうございます。
バタバタしておりまして、お返事、皆様のところへのご訪問が滞っております。ごめんなさいm(__)m
今夜と明日で頑張ってお伺いしたいと思います。
by kuwachan (2011-10-29 22:32)
♪雅さん
向こうは本当にパンやチーズが美味しいのでこれで十分って感じですよ!
北谷の方には美味しいパン屋さんがありますよね(^_-)-☆
休日にいかがですか?
by kuwachan (2011-10-29 22:32)
♪moira-_- さん
素晴らしい聖堂です。外観も内部も^^
特に内部の彫刻は素晴らしいものがあります。
後日またご紹介しますので、ご覧いただければと思います。
青空に聳え立つ尖塔が印象的でした。
by kuwachan (2011-10-29 22:35)
♪ふじかわさん
そうなんです。ついつい撮ってしまいます。
まっ、捨てる写真も多いのですが・・(^^ゞ
カレンダー楽しみしています。届いたらご連絡しますねっ。
by kuwachan (2011-10-29 22:37)