パリ&近郊の旅2012 その18 (クリュニー中世美術館) [海外@パリ&近郊の旅2012]
まだまだ連日暑い日が続いている東京地方ですが、早いもので今日は立秋。暦の上では秋です。
暑さの表現もこれからは「残暑」となります。秋が待ち遠しいものの、夏が終わりと思うと寂しさも感じますね。
さて、さて、脱線続きでしたが、旅行記に戻ります。
ルーブル美術館を見学の後、昼食を食べてもう一つクリュニー中世美術館へ足を延ばしました。
もちろんここも無料です。
名前の通り5世紀~15世紀の中世の美術品を展示する美術館です。
お目当ては、「貴婦人と一角獣」の6枚連作のタペストリーです。
五感(味覚、聴覚、視覚、嗅覚、触覚)と欲望を表現しているそうです。
昨年ボーヌのオテル・デューでタペストリーを見た時から、
http://fumi-kuwachan.blog.so-net.ne.jp/2012-01-13
今度パリに行った時には絶対見に行こうと思っていました。
セーヌ川沿いに歩いていくとノートルダム大聖堂が見えてきました。
サン・ジェルマン・デ・プレ界隈
クリュニー中世美術館の入口です。建物も古い歴史を感じさせてくれます。
敷地内にはローマ時代の遺跡(共同浴場)も残っています。(スミマセン、あると思っていた画像がありませんでした(>_<))
姪っ子は初め中世美術館は何度も来ているのでいいかな?と言っていたのですが
ここまで来ると無料なのでやっぱり見ていくと言って一緒に入りました。
やはり無料の日とあって、それほど広くない館内は人がいっぱい。
ロマネスクの彫刻や柱頭彫刻も展示されていました。
「貴婦人と一角獣」の連作のタペストリーは、たぶん退色を避けるためだと思われますが
更に照明を落とした一段暗い部屋に展示されていました。
というわけであまり綺麗に撮れていないのです・・・(汗)
このタペストリーは、15世紀末(1480年頃から1500年頃)に北フランス、フランドル或いはネーデルランドの
工房のひとつで織られたいわれています。
メインの貴婦人と一角獣が素晴らしいのはもちろんのこと、全体の千花模様の中に散らばっている
小動物たちがとても可愛らしいかったです。
味覚・・・貴婦人の右手は、召使によって差し出されたお食器からお菓子を取っている
聴覚・・・貴婦人が、「positif」というポータブルオルガンを弾き、召使がそのふいごを動かしている。
視覚・・・貴婦人が右手に手鏡を持ち、そこにはユニコーンが映っている。
嗅覚・・・貴婦人が花冠を編んでいるところで、召使のバスケットから取ったカーネーションを指先で摘まんでいる。
貴婦人の後ろにいる猿がバスケットの中から花を取って匂いを嗅いでいる。
触覚・・・貴婦人は右手で自分の紋章旗を持ち、左手でユニコーンの角に触れている
「貴婦人と一角獣」以外にも素晴らしいタペストリーが展示されていました。
(2012年5月6日午後)
おはようございます。
さすがに見ごたえありますね!
写真がよく撮れていなくても問題ありませんよ。
きれいなのを見たい者は、フランスに行けばいいのです^^b
ますますフランスに行きたくなったLobyです。
(フランスは旅行したい国リストには入ってなかったのです)
どうも有難うございました♪
by Loby (2012-08-08 06:51)
初めて知りましたが、何とも不思議な絵ですね
部屋全体が、絵の一部のように見えます
それにしても、日本と違い写真撮影がOKなのは良いですね
by koh925 (2012-08-08 11:37)
タペストリーは圧巻ですね~
色彩にも引き込まれます。
by hrd (2012-08-08 13:51)
貴婦人と一角獣ってタペストリーだったのですね!!
これの部分の絵、A4くらいのサイズで持ってました。
中学生の頃部屋に飾っていたー。
なんで持っていたんだろう???もう覚えてない・・・(笑)
by リュカ (2012-08-08 14:25)
皆さん、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
by kuwachan (2012-08-08 15:34)
♪Lobyさん
こんにちは。
フォローありがとうございます。
素晴らしい連作のタペストリーでした。
何回か撮り直しをしたのですが、暗いのでぶれぶれになってしまって^^;
そうですね(^_-)-☆綺麗なのを見たい人はフランスまで行くってことにしておきましょう。
Lobyさん、私の記事を読んでフランスに行きたくなったのですか?
とっても嬉しいお言葉をありがとうございます!
旅行記の続き、頑張らなくっちゃ(笑)
by kuwachan (2012-08-08 15:35)
♪koh925さん
図柄には色々の意味が込められているようです。
日本語の解説書がなく英語のを買って来たのですが
読んで英訳するにはかなりの量があったので題名だけです^^;
絵葉書もいいですが、写真だと全体の雰囲気がわかるので
記念写真としていい想い出になりますよね。
by kuwachan (2012-08-08 15:36)
♪hrdさん
素敵なタペストリーでした!
発見されたときには損傷がかなりあったそうです。
当初はもっと鮮やかな赤い色だったのかもしれませんが
退色していても繊細な雰囲気は損なわれていません。
by kuwachan (2012-08-08 15:36)
♪リュカさん
そうなんですよ。絵画ではなくタペストリーなのです。
それも連作!見応えがありました。
向こうのお城や館を見学すると、壁にはタペストリーがよく飾ってあります。
中学生の頃にお部屋に飾っていたなんて凄い!
リュカさんは早い時期から芸術に目覚めていたのですね(^_-)-☆
by kuwachan (2012-08-08 15:37)
クリュニー中世美術館、無料ですか、いいものが展示されていますね。
by テリー (2012-08-08 15:40)
♪テリーさん
毎月第一日曜日が無料の日で、訪れたのが丁度その日だったのです。いつも無料というわけではありません。
観る方にとっては大きさ的に観やすい美術館でした。
by kuwachan (2012-08-08 18:10)
流石、フランス芸術ですね、見応えありました。
行ったことないので・・・みな珍しいです。
by ryuyokaonhachioj (2012-08-08 19:11)
こんばんはデス
見事なタペストリーですね
5枚で五感を表現するところが素晴らしいですわ
最後の写真は一角獣の角なですかねぇ~
建築美も素晴らしいし、申し分ないです
by わけん (2012-08-08 19:39)
タペストリー、私だけの間隔かも知れませんが、どこか
東洋の雰囲気を感じます。 東洋と西洋、過去にも様々
な文化がどこかで影響しあって芸術や文化が生まれて
いくのでしょうね(笑)。
by ため息の午後 (2012-08-08 20:28)
建物の彫刻だけでも見る価値十分な美術館ですね。
もちろん、タペストリーもステキです。
by YAP (2012-08-08 20:52)
こんばんは。
じかにご覧になったわけですから、感動でしょうね!
by 夏炉冬扇 (2012-08-08 21:49)
クリュニー中世美術館で「貴婦人と一角獣」の
タペストリーみたいと、ずっと想っています。
いいですね♪^^
by miyoko (2012-08-09 00:46)
いいですね~。
いつか行けたら嬉しいです。
実際にこの目で見たみたい・・・
by yoko-minato (2012-08-09 05:39)
素晴らしいですね。。。実際に鑑賞できたらため息の連続だと思います^^)
この一角獣のタペストリーの絵柄はとても印象深いので
何かの本で見たのを鮮明に覚えています(^w^)
by rtfk (2012-08-09 09:09)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
昨日、今日と蒸し暑さがなくカラッとした暑さなので気持ちがいい東京地方です。
熱帯夜も解消で、エアコンなしでぐっすりと眠れました^^
by kuwachan (2012-08-09 12:40)
♪ryuyokaonhachiojさん
貴婦人がいるからだけではないと思うのですが
気品も感じられますよね。柄の組み合せがととてもステキでした。
by kuwachan (2012-08-09 12:41)
♪わけんさん
はい、そういうものを作ろうというアイディアが凄いですよね!
最後の写真、確か一角獣の角だったような覚えがあるのですが
ちょっとあやふやだったので・・・・^^; スミマセン(>_<)
美術館の雰囲気もとっても良かったです。
by kuwachan (2012-08-09 12:42)
♪ため息の午後さん
そうですよね。
日本は島国ですが、大陸では東洋と西洋、
昔から交流があったのだと思います。
お互いいいところを吸収しあって
文化や芸術が生まれていったのでしょうね。
by kuwachan (2012-08-09 12:43)
♪YAPさん
美術館も中世のものを展示するに相応しい
雰囲気のある素敵な美術館で、見応えがありました。
美術だけでなく建築に興味のある方にもお勧めの美術館です。
by kuwachan (2012-08-09 12:43)
♪夏炉冬扇さん
やはり写真で見ているのと実際に展示されているのを
見るのとでは質感とかも感じられるので違いますね(^^ゞ
by kuwachan (2012-08-09 12:44)
♪miyokoさん
ずっと思い続けていらっしゃるのですね。
実現するといいですね。
実際に見ると細かいところまで観られるので
また感動が新たになると思います。
by kuwachan (2012-08-09 12:45)
♪yoko-minatoさん
そう簡単には行けるところではないですが
いつか実現するといいですね。
by kuwachan (2012-08-09 12:46)
♪rtfkさん
私は、ため息どころか鼻息が荒くなっていたと思います(笑)
ぐるりと取り囲むような展示も素晴らしかったです。
美術関係の本にその一部が取り上げられていたのでしょうね。
一度見ると忘れられない絵柄です。
by kuwachan (2012-08-09 12:49)
いつかは、ヨーロッパに行ってみたいです。^^;
by ソニックマイヅル (2012-08-09 17:33)
一角ケダモノ?、って昔はいたんですかね。 ^^;
やはり ・・・ ケダモノは貴婦人の「僕」なんですね。(爆)
by のら人 (2012-08-09 21:10)
タペストリー、っつーと当然布で出来てるんですよね。
500年前もの布が色あせずにあれだけきれいなまま残ってるのってすごいことですよね。
by 雅 (2012-08-10 00:20)
べ二シジミの止まってる花ですけど、多分
ヒメジオンと思います。
by ryuyokaonhachioj (2012-08-10 06:02)
赤い地に緻密に表現されたタペストリー。。。描かれている物語にも興味わいてきます。実際のものを見てみたいなあ(^_^)
by ameya (2012-08-10 07:24)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
なでしこジャパン、今朝は早起きして後半をTV観戦しましたが、
う~ん、あともう一歩。素晴らしい活躍にnice!
by kuwachan (2012-08-10 12:29)
♪ソニックマイヅルさん
ヨーロッパは、とっても魅力的なところです
行けばいくほど行きたくなる感じがします^^
by kuwachan (2012-08-10 12:30)
♪のら人さん
ちょっと真面目にウィキペディアで調べてみました^^
一角獣(ユニコーン)は伝説上の生き物ですが
存在していたと思われていたふしがあります。
ユニコーンの角の解毒作用があると考えられていたため
中世ヨーロッパではユニコーンの角と偽ってイッカク(クジラの仲間)の
角が多数売買されていたそうです。
これはたぶんその角ではないかと・・・(冷汗)
とは別に後段の部分ですが・・・それはそうですって・・・、
ユニコーンは「乙女」にイチコロだそうですから(笑)
by kuwachan (2012-08-10 12:31)
♪雅さん
はい、そうです。かなり厚い織物です。
たぶん、できた当時はもっと鮮やかな色合いだったのだと思います。
確かに500年以上も前に織られたものが現在も色褪せたとは思えないほど
素晴らしい状態で残っているってそれだけでも凄いことですよね^^
by kuwachan (2012-08-10 12:34)
♪ryuyokaonhachiojさん
ありがとうございます。
ヒメジョオンとハルジオン、何回見ても
どっちがどっちだかわからなくなります(^^ゞ
by kuwachan (2012-08-10 12:35)
♪ameyaさん
絵画は日本まで展覧会でやってくることがありますが
流石にタペストリーはないですよね~。
描かれている物語の内容が分かるといいですよね。
頑張って英語を解読してみますね^^
by kuwachan (2012-08-10 12:39)
こんばんは。
つかぬことを伺いますが、最後の写真の棒みたいなものは
何なのでしょう?(一角獣の角のモチーフ? 照明? その
他の何か?)
by あるふぁ (2012-08-11 00:58)
♪あるふぁさん
こんにちは。
写真を撮って来たのにすっかり忘れております^^;
↑のら人さん宛てのお返事にも書いたのですが
ユニコーンの角と偽ってイッカク(クジラの仲間)の角が
多数売買されていたそうなのです。
これはたぶんその角ではないかと思われます。
ハッキリしたお答えができなくてごめんなさいm(__)m
by kuwachan (2012-08-11 17:24)
有名な有名な「貴婦人と一角獣」!
キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー
姪っ子さん格好良すぎます。
一度でいいから、
「何度も来ているのでいいかな?」って言ってみたい。。。(^_^;)
by りゅう (2012-09-04 22:38)
♪りゅうさん
りゅうさんはやはりご存知ですよね。
そう、「貴婦人と一角獣」です。
ボルゲーゼのラファエロの絵を思い出しませんでしたか?
一角獣は美女がお好きなようです^^
by kuwachan (2012-09-05 12:58)