灼熱のモロッコ~フランスの旅 Ⅸ (メクネスへ@モロッコ その5) [海外@モロッコ・フランス2014夏]
風の道
ムーレイ・イスマイル廟を出てマンスール門とは反対の方向へ行くと「リフ門(風の門)」があり、
この門を抜けると、両側を高い塀に囲まれた道、「風の道」となっていました。
風の道と言われるだけあって、この道路沿いを通り抜けて行く風がとても気持ちよかったです。
それは暑い夏限定のことかもしれませんが(笑)
風の門の隣にあった建物の扉です。
現在は利用されていないようでしたが、、扉の模様がステキだったので
風の道のひたすら歩いて行きます。
この道の右側は王宮となっていて、所々におまわりさん?(日本でいう皇宮警察の方でしょうか)が
立っているので、人通りはほとんどないのですが、安心感はある道でした。
途中で、日本人の男性の方(ひとり旅)とすれ違った時に声を掛けられ、私達が行こうとしていた
ダル・エル・マ(水の館)やヘリ(ムーレイ・イスマイルの穀物倉)の写真を見せてくれました。
モロッコでは昨年行ったブルターニュよりも日本人との遭遇率は高かったです(笑)
風の道の突当りを右に曲がったところ
風の道の突き当りを右に曲がると、左の塀には現在の国王であるムハマンド6世のお写真が
ど~んと掲げられていてびっくり。日本では見られない光景です。
門はゼリージュや彫刻で装飾されていました。
この道をまっすぐ行き、突き当たったところにあったのが、「ダル・エル・マ(水の館)」
とヘリ(ムーレイ・イスマイルの穀物倉)です。
入口では、おじさんが頭の上で両手を振って「こっち、こっち」と手招きをしていました。
そんなわけで、入口の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました
あ~やれやれ、やっと着いたと思ったのも束の間、このおじさんが曲者だったのです^^;
入場料を払って自分たちのペースで見学しようと思ったら、
おじさんが勝手に私達を引き連れ説明をし始めます。
入場料に含まれてる???(実際は違ったのですが)
「英語?フランス語?」、両方と言ったら、両方でしゃべり始めました。
天井が高いので建物内はとてもヒンヤリとしています。
いくつもの部屋に分かれています。
薄暗いし、案内板や見取り図のようなものがあるわけではないので
案内が無いと確かに迷ってしまいそうな感じでしたが・・・・。
私がカメラ(デジイチ)を取りだして写していると、そのおじさんが、「撮ってやるからカメラを貸せ。」と
何度も要求してくるので、私はその度に断わったのですが、それでもカメラ、カメラと言ってくるので
姪っ子が仕方なく自分のコンデジを差し出してくれました。
水は地下40mから汲み上げれていたそうで、 この滑車に鎖を付け馬に引かせて汲み上げていたとか。
今でも地下から涼しい空気が出ています。(写真がボケていますが^^;)
外に出ると、そこはムーレイ・イスマイルが建設した穀物貯蔵庫の跡で
人間の食糧はもちろん、スルタン(国王)が所有する馬の餌も蓄えられていたとか。
ちょっとわかり難いのですが、アーチが放射状の一直線上に並んでいるのがお分かりになるでしょうか?
そうなるように計算して造られたそうです。
廃墟の間から木が生えていました。逞しい生命力です。
天然のドライフラワー。何の草のドライフラワーかはわかりませんが^^;
間から見える空が眩しかったです。
例のおじさんは途中で「出口はあっち。」と言っていなくなったと思ったら、出口(入口)で待ち構えていて
当然のことながらチップを要求してきました。
納得は行かなかったのですが、少しばかりのチップで一件落着。
ちょっと目つきが怖かったです^^;
外側からみた穀物倉。
今では廃墟となっていますが、ムーレイ・イスマイルの時代の栄華を物語るもののひとつですね。
穀物倉の前には貯水池があって、ぐるりと取り囲むように公園になっていました。
ただ水はお世辞にも綺麗とは言えませんのでカット^^
その公園にあった銅像。
芸術的(前衛的)過ぎて私にはよくわかりません(^^ゞ
(2014年7月11日)
名所に怪しいおじさんは観光地としていかがなものでしょうね^^
この類いはどう対応したら良いか難しい、チップを払うのも腹立たしいですね。
by hrd (2014-08-26 07:20)
風の門。風の道。まさに風が見えるようですね。
ほんと見たことのない景色ばかりです。
by ameya (2014-08-26 07:38)
一直線のアーチ、これは綺麗ですね。
壮観だわーー!
日本人の遭遇率高かったのね。
このへんは人気があるのですね(^o^)
おじさん、、チップがいくらだったら満足したのかしらね;^_^A
こういう人に遭遇したら、どんなふうに対処したらよいか
わからなーーい!(笑)
by リュカ (2014-08-26 07:58)
海外では結構押し売り的な所ってありますよね!
そんなときはJapanese Onlyと言って断っちゃいます(^^)
by ma2ma2 (2014-08-26 08:00)
構図を工夫された写真の数々で楽しませていただきました。
謎のガイドのおっさんは鬱陶しかったでしょう。
そういえば、モロッコって、「世界三大ウザイ国」のひとつだと聞いたことがあります。
残りの二つは、インドとエジプトだったかな。
by YAP (2014-08-26 08:08)
風の門、風の道...
なんともステキなネーミングですね。
穀物貯蔵庫がいい感じですね。
古代を思い浮かべさせます。
by Loby (2014-08-26 08:29)
おはようございます。巨大な建物が圧巻ですね。見上げるような感じなのでしょうね。^^;
by ソニックマイヅル (2014-08-26 09:04)
風の道だけTVで見たことある様な気がします。多分「世界ふしぎ発見」あたりだと思います。
アーチの放射状はスゴいですね、昔の人の計算力は計り知れないです。
by コンブ (2014-08-26 10:41)
風の道、風の門、風と聞いただけでも体感が違うでしょうね
東京にも、隅田川~八重洲通り~東京駅~行幸通り~皇居~新宿通り~そして新宿御苑までが風の道と呼ばれています、
途中には高い建物が有りません、いいことですね
by koh925 (2014-08-26 11:03)
古代の建物は風格がありますね。
by mamii (2014-08-26 11:03)
風の道の高い壁は刑務所などがあるわけではなく、
人工的に風を起こすために造られたものなのでしょうか?
案内のおじさん・・・この観光地のオフィシャルな方なのかな?
案内してくれるのがありがたいときもあるけれど、
写真を撮る方はゆっくりと自分のペースで回りたいって
思いますよね〜(^^;)
穀物倉はゼリージュで彩られた文化とはまた違った、
古代ロマンを感じさせてくれますね♪
by あおたけ (2014-08-26 11:16)
フェニックスなどの木の並ぶ建物の外観が
なんとも独特な光景ですね~(@_@)
アーチがだんだんに見える構造もおもしろいですね♡
by CC (2014-08-26 12:15)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪hrdさん
モロッコはそういうのが当たり前なのかもしれないですが押し売りみたいなところがなんともね~。
続きはまだあって、実はおじさんだけでないのです。
チップも安いものなので割り切っちゃてしまえばいいのかもしれないのですが、納得できないところがあります。
♪ameyaさん
「風の道」、名前のとおりでなるほど~って納得してしまいましたし
見るものすべてが別世界のものに感じられました。
♪リュカさん
屋根がなくなっているからよくわかったけれども、
見た瞬間思わず、ほぉ~っと声が出たわ。
モロッコの中でも有名な観光地なので、
モロッコに旅行に来た日本人はほとんど訪れるのではないかしら。
一応ガイドブックに書いてある相場と言われているチップを渡したんだけど
自称ガイドには最後まで悩まされました(>_<)
♪ma2ma2さん
モロッコの自称ガイドはそれでは諦めないし、へこたれないです。
もう、しつこい!を超えています。(笑)
こっちが根負けするのを待っているんですよね。
by kuwachan (2014-08-26 12:52)
♪Lobyさん
はい、誰がこの粋な名前を付けたのでしょうね。
名前の通り、すぅーっと風が通るんですよ~。
穀物倉、廃墟もここまで大きいと当時の権力の大きさを彷彿させますよね。
♪YAPさん
超広角レンズが欲しくなりました(笑)
鬱陶しいなんてもんじゃないですよ~。
向こうの人にとっては当然のことなのかもしれませんが^^;
えっ、そうなんですか!?納得も納得、超納得してしまいます(笑)
♪ソニックマイヅルさん
圧倒的な大きさでした。もちろん見上げている感じです。
この巨大なものをどうやって造ったのでしょうね。
♪コンブさん
旅番組でモロッコ特集をやったら絶対に出てきそうなところですよね。
こういう大きな建造物を見るたびに、昔の人はコンピュータもないのに
本当によく考えついたなと思うし、造ったなとつくづく感じます。
by kuwachan (2014-08-26 12:52)
♪koh925さん
はい、仰る通りです。
特に日差しが出てきて暑かったのでとても気持ちよく感じられました。
東京の風の道知らなかったです^^;確かに・・・・高いものがなさそうです。
虎ノ門、新橋にいると、汐留のビルと虎ノ門ヒルズに囲まれてまるで盆地のようです。
♪mamiiさん
古代というほど時代は遡らないのですが巨大な建造物でした。
当時の国王が自分の力を誇示したものかもしれませんね。
♪あおたけさん
道の左側はただの街のようですが、右側は王宮なんですよ。だから塀が高いのです。
どちらが先にできたかは分かりませんが、高さを揃えたのでしょうね。
オフィシャルならガイド料の表示があると思うんですよね。
入り口に数人同じような人たちがたむろしていました。
確かに穀物倉のアーチのことは教えてもらったのでラッキーとは思いましたが
う~ん風習の違いなのかもしれないです。
♪CCさん
この建物は王宮で国王がメクネスにいらした時には
ここに滞在されるのではないかと思われます。
廃墟になってしまっても工夫がされている姿は迫力があり、
壊してしまうには勿体無い建物ですよね。
by kuwachan (2014-08-26 13:13)
おじさん、いつも観光客相手に勝手に案内してチップもらっているんでしょうね。
カメラ盗られなくてよかったですね。(と思うことにしたいですね。チップは納得いかなくても)
by sheri (2014-08-26 16:26)
ありがとうございました。
秋が足早にやってくるようですね。
by ryuyokaonhachioj (2014-08-26 17:19)
長く続く風化したアーチ
歴史を感じます。
by ネイル (2014-08-26 21:09)
風の道、アーチと興味深い建造物ですね。
チップのおじさん、外国ではよく聞く話ですね。
チップの文化がない日本人の感覚では理解しがたい
行為ですね。
by ため息の午後 (2014-08-26 22:04)
こんばんは。先日モロッコ大使館のホームページを見ていたら日本人観光客に対して心よりおもてなしいたしますみたいなこと書いてありましたがやっぱり嘘か・・・って思ってしまいます。最初からチップをあげる広~い心で行くか、ぜっっってぇ~やらねぇ~みたいな態度を取るかが必要のようですね。
by kick_drive (2014-08-26 22:40)
アーチの写真は本当にすばらしいですね。
この光景、しばらく座って見ていたいです。
ファンタジー映画のワンシーンにこのまま使われていそうな光景です。
by kou (2014-08-26 23:34)
皆様、おはようございます。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪sheriさん
そうだと思います。
それがなければモロッコじゃないのかもしれませんが(笑)
私もチラッとそのことが頭に浮かんで、絶対に渡すまいって(^^ゞ
初心者用のデジイチですが私にとっては大事なものなので。
♪ryuyokaonhachiojさん
今日は更に気温が下がりそうですね。
暑さが懐かしくなりそうです(笑)
♪ネイルさん
見事に装飾された建物も見応えありますが
こんな廃墟も歴史を感じさせてくれるものですよね。
♪ため息の午後さん
風の道、ただの道路と言ってしまえばそうなのですが印象に残りますね。
チップに対する感覚、文化の違いもあるのでしょうね。
向こうの人たちはそうするのが当然、と思っているのかもしれないです。
♪kick_driveさん
それがモロッコ流のおもてなしの心なのかも?^^
一応覚悟はして行ったのですがここまで強烈とは予想していなかったです。
そうですね。発想の転換で払っちゃえ~と思えばストレスが少ないかもしれないですね。
♪kouさん
写真だけ見ると現実のものとは思えないようなそんな雰囲気がありますよね。
もっと引いて写真を撮れる場所があると私のカメラでももうちょっと
分かりやすかったのだと思うのですが残念(T_T)レンズが欲しくなります(笑)
by kuwachan (2014-08-27 06:56)
アーチが計算されて作られたなんて、こんなに正確に並んでいることも凄い!
日本では絶対に観ることが出来ない光景だ。
ここでもYAPさんのコメント、参考になりました。うざい@@;って国。
ガイドさんの件、お疲れ様でした。読んでいてチップ要求されるんだろうなと思っていたらやはり><;
by ake_i (2014-08-27 09:06)
一直線上に並んでいるアーチは芸術ですね
この光景、日本では当然観れないのをご覧に
なって来られたのですね、最後の銅像は凄い芸術だと思います^^
by タカタカ (2014-08-27 09:25)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪ake_iさん
これだけ綺麗に並んでいるので偶然ではないですよね。
綿密な計算の元に造られたのだと思います。廃墟になってより分かりやすくなりましたよね。
そう、こういうのは日本では絶対見られないですね。
ガイドの件はここだけでなく最後まで悩まされました~(>_<)
姪っ子も簡単に人に道を聞けないって、人を選びながら聞いていました。
♪タカタカさん
当時の建築家や設計士の水準の高さを物語るものですよね。
廃墟ですが見応えのあるものでした。
やはり見る人が見ると凄い芸術なんですね(^^ゞ
by kuwachan (2014-08-27 12:51)
『風の門』『風の道』とは素敵なネーミングですね。
穀物貯蔵庫の連なったアーチも印象的です。
何となく、千本鳥居を連想しました(笑)
おじさんは、親切(おせっかい)なのかと思ったら、
チップ目当てだったんですか。
まあ、こちらは女なので、少額のお金で済むと思えば
納得がいかなくても払っちゃいますよね。
海外では、安全はお金で買えることが多いです。
by aloha (2014-08-27 13:07)
アートな街ですね~
風の道。ふむふむ・・ぜひその風を感じたい。
塀に囲まれて風ができるのでしょうか??
by zak (2014-08-27 19:45)
風の道はどれくらいの長さがあるのでしょうか、
相当長いように見えるのですが。
それにしてもモロッコを訪れる日本人はブルターニュより
多いのですか、やはり、日本は豊かなのですね・・・(^O^)
by ken (2014-08-27 21:42)
行きたい!と以前から思っています。
どんだけ良かったか、も・ちょっと教えて下さいませ・・・(._.)
by らしゅえいむ (2014-08-28 01:32)
皆様、おはようございます。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪alohaさん
「風の門」も「風の道」も直訳のようです。
実際にその場所に行くとその名前通りでしたよ^^
アーチが連なっていたり、鳥居が連なっていたり、
国は違っても同じような発想はあるものなんですね(笑)
人に教えるのにタダでは教えないということなんでしょうか。
凄まれると怖いですし、チップの金額を高いわけではないのですが
あまり気持ちのいいものでは有りません。
もちろんチップを要求ぜず、親切に教えて下さったかたもいました。
女性はおばさんお若い人も要求されませんでしたが
男性はおじさんも若者も子供もすぐチップです。
♪zakさん
歴史あるものばかりかと思ったら
新しい芸術もあったりして不思議な街でした。
風の道・・・ビル風のようなものなのでしょうか。
ただ、風の門がなければ、風が通り抜けることはないような気もします^^;
♪kenさん
門から突当りまで長かったです。
暑かったこともありますが、10分以上は歩いていたと思います。
時期的なものもあるかもしれません。昨年のブルターニュは6月、
モロッコは7月で、やはり夏休みですからね。
モロッコもツアーだとパリに行くのと変わらない料金で行けそうです。
物価はパリに比べるとぐ~んとお安いです。
♪らしゅえいむさん
今回メクネス、フェズ、マラケシュと回ってきました。
残念ながら砂漠には行っていません。
>どんだけ良かったか
う~ん・・ひと言ではなかなか言い尽くせないです。
これからフェズ、マラケシュと見所をご紹介する予定ですので、どうぞお楽しみに!^^
by kuwachan (2014-08-28 10:30)
こういう辺鄙な場所で、チップを要求されたら、払わざるを得ないですね。こういうのが、個人旅行をしていると、嫌な点ですね。
by テリー (2014-08-29 17:41)
♪テリーさん
抵抗して払わないと凄まれてちょっと怖い感じでした。
こっちからお願いしたわけじゃないのにって思うのですが
払って済むのならって思ってしまいます。
そうなんです。ツアーだとこういう思いはしなくていいですからね。
by kuwachan (2014-08-30 20:39)