灼熱のモロッコ~フランスの旅 XXII (マラケシュ@モロッコ その3 サアード朝墳墓群) [海外@モロッコ・フランス2014夏]
サアード朝の墳墓群
前回の記事で書き忘れましたが、マラケシュの旧市街(メディナ)は、世界遺産に登録されています。
史跡地区はメディナの南に広がっています。
前回最後にご紹介した←このミナレットがあるモスクの隣に
墳墓群の入口がありました。
サアード朝(1549年~1659年)の代々のスルタンが
葬られている大墓廟群です。
その昔はモスクの方から入る道があったらしいのですが
その後に成立したアラウィー朝 (1660年~現在)の
ムーレイ・イスマイルが道と墓廟を壁で囲んでしまったので
1917年に空から発見されるまで、その存在がなんと隠されていたとか!
では、入ってみましょう。
墓廟は3つの部屋に分かれています。(説明は「地球の歩き方」を参考にしています。)
入口に一番近い部屋、「ミハラーブの間」。礼拝堂だそうです。
ミハラーブとは、メッカの方向を示す壁のくぼみだそうですが、真正面の窓のことなのか?
こういう時、ツアーはいいですよね。ガイドさんの説明があるので^^
薄暗いのでハッキリとは写っていませんが、美しい装飾が施されています。
天井も。これは木彫りかな?
扉ですが、どっしりと重厚感があるものでした。
礼拝堂ということなので、モザイクの模様が信者の方がお祈りをする時に敷くマットの代わりのようにも見えますが
これもお墓かもしれません。
この隣にあるのが2つ目の部屋「12円柱の間」。
↑上の写真にもチラッと緑色のライトアップが見えていますが、
サアード朝の王、アフメド・アル・、マンスールのお墓のあるお部屋です。
壁には色鮮やかなモザイクタイル(ゼリージュでしたね^^;)が飾られ、柱はイタリア産の大理石だそうです。
この柱が、木や漆喰で造られたアーチを支えています。
彫刻が凄いのですが、内部が暗くて写真が綺麗に撮れていないのが残念(>_<)
雰囲気はお分かりいただけるかと・・・^^;
そして3つ目は「3つのミハラーブの間」。
アル・マンスール王の子供たちや母后、サアード王朝の王族たちのお墓があります。
上部の装飾文字はコーランの一節かもしれません。
細かい彫刻はため息ものです。
(2014年7月14日)
<ボヤキ>
最近たまにあることなのですが、朝の通勤時にも。
勤め先に向かうため、私は歩道の右端を歩いていました。
すると前方から若い男性が歩いてきたので、右側ぎりぎりまで寄って歩いていたところ
すれ違った瞬間いきなり私の左肩にガンとあたりそのまま何事もなかったかのように歩いて行ったのです。
彼は自分の歩いているルートは一寸たりとも変えず、俺が歩いているルートにお前がいるからぶつかったって仕方ねーだろう。」みたいな感じでした。
転びはしませんでしたがかなりの衝撃でした。でも、高齢の私の両親だったら転んでいたかもしれません。
ほんの少し右に寄ってくれたらぶつかることはなかったと思います。彼は私が立ち止まって彼が通り過ぎるのを待つと思ったのでしょうか。
当然右に寄ってくれると思った私が甘かったのか・・・・。
最近駅などで他人とぶつかったぶつからないでトラブルになったということを耳にすることがあります。
雨の日でも感じることがあります。狭い道で傘を差しながら歩いている時、以前はすれ違う時にはお互い傘を 傾けて通ったものです。
しかし今はそんなことしない人が多いのです!もちろん私は傾けますよ。というか、無意識のうちに傾けています。
ほんの少しの心遣いでトラブルが避けられ、気持ちよく過ごすことができるのに、譲り合いの気持ちがなくなってしまってとても残念に思います。
旅行記の途中なので・・・フランスですと、ちょっと触れただけでも旅行者の私にも必ず「Pardon(パルドン)」と言ってくれますし、私も言うように心がけています。
マラケシュって聞くと、松田聖子さんの歌を思い浮かべます(^^;
by Aちゃん (2014-10-23 13:01)
空から発見されるまでその存在が隠されていたって
凄い話!(@o@;
扉の彫りもすごいけど、やっぱり内部の彫刻は凄い。。。
3つのミハラーブの間、拡大して観ちゃいましたよ。
なんじゃこりゃ!ってくらい凄すぎます!!(笑)
これを彫った人の集中力・・・すごいよなーって思っちゃいます。
そうそう。最近ぶつかったことでのトラブルありますね。
本当に、ほんの少しだけゆずる気持ち・・・それがあれば全然違うのにね。
by リュカ (2014-10-23 15:50)
なんか ↑ サギっぽいですね!
クックパッドに問い合わせて見るのも良いかもですね!
by ma2ma2 (2014-10-23 18:05)
♪クックパッドの谷さん
折角コメントを書いてくださいましたが、ごめんなさい、
興味がないので、削除させていただきました。
by kuwachan (2014-10-23 18:21)
それはひどい、腹たちますね!
でも、ま、通り魔や痴漢でなくて良かった、位にの気持ちに切り替えましょうか。
危険ナントカやってる人かもしれませんよΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ
by またじ (2014-10-23 20:05)
何回見てもすごい彫刻ですね。
めちゃくちゃ綺麗です(^^)
大理石の柱、素敵ですよね~
大理石って表面がちょっと透明がかってると言おうか独特の見え方をしますよね。
それでいて中は半艶のような・・・
by ひろし (2014-10-23 20:09)
イスラム圏といってもモロッコはいいですね。 緑もあるし、酒も飲めるし、食べ物もいろいろありそうだし。。
よく仕事でサウジやガルフにいきましたが、無味乾燥。
PS: 最近の世は荒んでますね。 街の通り、電車のなか・・
by Jetstream (2014-10-23 21:14)
こんばんは。彫刻にゼリージュ見事を通り越してますね。元々彫刻とゼリージュは権力者のお墓から始まり、宗教的なものに変化していったのか?なんて思ったんですが違うかな?
しかしふざけてますね、ボヤキの内容。今日、スマホで見たニュースで監視カメラの映像が公開された報道も見ましたが次元の低いどうしようもないバカだと思いました。お怪我はありませんか?
by kick_drive (2014-10-23 21:39)
本当に細かな彫刻模様ですね。
こういうのを作るのにどれくらい時間がかかるものなのだろうと思います。
by kou (2014-10-23 22:23)
内装も毎回見ていてスゴイ!と思ってしまうけど、外壁のコーラルピンクにも見える色が温かみがあっていいですね♫
ウチの近くの道は歩道が狭く、ギリギリすれ違えるくらいの幅しかないのに、私とは反対方向に行く高校生が2人横に並んで歩いていたりすると腹が立ちます。
もうちょっと考えてほしいな~とよく思います。
お怪我はなかったですか?
by sheri (2014-10-23 23:16)
こんな所に行ければいいなと思っています。^^;
by ソニックマイヅル (2014-10-23 23:42)
お墓とはあまり思えない建物ですね。。。
細かい彫刻は本当にすごいです!!!
by CC (2014-10-24 01:11)
写真拡大してみましたよ。
見事です。
ほんとにすごい作業ですね。
by YAP (2014-10-24 06:28)
皆様、おはようございます。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪Aちゃんさん
そういえば聖子ちゃんの歌にありましたね。
すっかり忘れていました^^;
♪リュカさん
1900年代まで分からなかったってちょっと信じられない話よね。
これだけのものがなぜ分からなかったの?って疑問符が付いちゃいます^^
でしょ~!凄いを超えてる凄さよね。失礼だけど人間がやったとは思えないほど。
改めて人間の能力の素晴らしさを感じました。
余裕がないからなのでしょうか。
譲ることってそんなに大変なことなのかな?
♪ma2ma2さん
何だかよくわからないし、記事に全然関係ないので削除したのですが
なんか狙われたりしで^^;
♪またじさん
そうですよね。最近「誰でもよかった」って多いですものね。
あれだけの勢いでぶつかられたら、仕返しする人もいるかも?
と思いました。
♪ひろしさん
マラケシュでもまた凄いものを見てしまいました。
半端じゃない凄さに見とれ、は~とかほ~とか感嘆の声しかでませんでしたよ。
半透明の柔らかい色合いが大理石の魅力のひとつですよね。
やっぱり王様のお墓に使われているものは違います(笑)
♪Jetstreamさん
私もイスラム圏はモロッコが初めてだったので比べることはできませんが
町中は公園もあるし、買うのはちょっと面倒そうですがお酒も確かに売っていましたし、
食べ物は市場にたくさん並んでいましたよ!
信じられない事件が多過ぎですよね。
by kuwachan (2014-10-24 07:08)
♪kick_driveさん
私も完全に見事を通り越していると思います!
イスラム教は元々偶像崇拝が禁止されているので、
その代わりに装飾文字や幾何学的な模様が発達したようです。
お気遣いありがとうございます。
私は大丈夫でしたが、あれだけの勢いでぶつかって来たら
バランスを崩して転倒する人もいると思います。
どういうつもりなのもうサッパリわかりません。
♪kouさん
彫刻の細かさにもう目が点!圧倒されました。
想像を絶する程時間が掛かりそうですよね。
何人がかりでやったのかも知りたくなります。
♪sheriさん
内部には入れず。入口からしか見られなかったのですが
その凄さは充分にわかりました。
外壁の色は土の色かな?って思いますが、
モロッコの風景とマッチしていますよね。
ありがとうございます。
おかげさまで私はなんともなかったです。
同感です。うちの近くに大学があるのですが、
歩道いっぱいに歩いていても平気です。
ひとり分位あけてよ~って思ってしまいます。
♪ソニックマイヅルさん
実現するといいですよね。
願っていると叶うかもしれませんよ^^
♪CCさん
だから発見が遅れたのかもしれないです^^
これだけのものは、もう今じゃできないでしょうね。
♪YAPさん
ありがとうございます。
細かな模様の組み合わせも素晴らしく
凄いとしか言えないですよね。
by kuwachan (2014-10-24 07:08)
様々なめくるめくモザイク。
やっぱりすごいですね。
重厚な扉も迫力あります。
by ameya (2014-10-24 07:26)
上空から発見ですか~建設当時はまさか空から見られるとは
想像もつかなかったのでしょうね^^
by hrd (2014-10-24 07:47)
建物の中も外も見事なモザイク、造形が素晴らしいですね
手先が器用なんでしょうね
今日は友人たちと、柴又から水元公園までロング散歩です
by koh925 (2014-10-24 08:33)
拡大して見ました!本当にすごく緻密なんですね。
細かい作業は日本が一番!と思っていましたが、世界は広い(笑)
ボヤキの件、ちょっと違いますが、私は“歩きスマホ”に怒ってます。
こちらが避けなければ、肩がぶつかるどころじゃないですよ。
満足に歩くことさえ出来ない社会は哀しいですね。
by aloha (2014-10-24 12:27)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪ameyaさん
彫り物は限りなく緻密で、モザイクは鮮やかな色合い、そして重厚感あふれる扉
全てが計算し尽くされている感じに見えました。
♪hrdさん
空から撮った写真に写っていて発見!となったそうです。
まっ、そうでしょうね。隠したつもりがバレちゃった・・ですね^^
♪koh925さん
民族的に手先が器用なのかもしれないですよね。
これだけのものを造るには相当な職人さんが必要ですもの。
今日はお天気もよくて気持ちよさそうですね。何歩歩かれるのでしょう?^^
♪alohaさん
日本の職人さんももちろん凄いですが、モロッコも凄いな~って思いました。
この彫りは凄いとしかいいようがないですよね^^
そうですね。下を向いて歩いている人がホント増えました。
自分だけではないとうことを、いま一度肝に銘じる必要がありますね。
by kuwachan (2014-10-24 13:02)
素晴らしい彫刻ですね。
昨日退院することが出来ました。
by mamii (2014-10-24 17:15)
もしぶつかってしまった場合、
「すみません」の一言がやっぱりほしいですね。
お互い譲り合って、同じ方向に譲り合ってお互い
ごめんなさいしたときは、気持ち良かったですよ。
彫刻・・さすがですね!細かさがお写真から伝わります。
by zak (2014-10-24 20:23)
イスラム教はなかなか理解できない
難しさがありますが
この彫刻はほんとにスゴイですね。
自分もだけど、やはり
うちも母が高齢なので
外にでる時は出がけに
ぶつかって飛ばされないように
注意しまくってますよ。
by ふにゃいの (2014-10-24 23:06)
床や壁、天井に施された彫刻
素晴らしいですね。
細かい模様もそれぞれ意味があるのでしょうか!
最近、道を歩くのも怖い時がありますね。
でもそういう人は注意されるともっと怖いような
気がして私は遠のいてしまいます。
by yoko-minato (2014-10-25 07:04)
皆様、おはようございます。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪mamiiさん
本当に素晴らしいの一言の尽きますよね!
無事退院おめでとうございます。
そして、早速のご訪問ありがとうございました。
どうぞお大事になさってください。
♪zakさん
「すみません」「ごめんなさい」の一言があるだけで全然違いますよね。
お互い譲り合って同方向になってしまうことってあります^^;
彫刻の細かさがもう半端ではなく、人間の能力って限界がないのではと思ってしまいます。
♪ふにゃいのさん
特に今はイスラム教は微妙な立場に立たされていますよね。
恐らくイスラムの中でも色々な議論があるとは思いますが・・・。
芸術の素晴らしさはそういう雑念を忘れさせてくれます。
出掛けのひと言とっても大事だと思います。
人もそうですし歩道の自転車も怖いなと思うことがよくあります。
♪yoko-minatoさん
素晴らしい装飾はそれだけ権力があった証拠だと思いますが
どれも言葉を失うほど見事なものでした。
イスラム教は偶像崇拝が禁止されているのでそれに代わるものとして模様が発達したようですよ。
そうです。最近は逆ギレする人が多くて怖いですよね。
ですから、本人はもちろん何も言えず、ここでボヤいてしまったワケです^^;
by kuwachan (2014-10-25 09:44)
ありがとうございます。
トンボも最近は、少ないですね。何かの影響かね。
by ryuyokaonhachioj (2014-10-25 10:38)
なんかスゴいですね、圧巻です。
ここも生で見ないとね。
そうそう私も避けない若者が多いと感じてます。
by コンブ (2014-10-25 12:09)
私も拡大して見ました!!!!
人間の力って凄いな~。鳥肌が立ちました。
そしてうす暗いと書かれているけれど、全体がブルーがかった写真のお部屋も素晴らしいです。
歩き方。
駅や道でこういうことが多いように思います。特に東京で。
ぶつかるように歩いているようにしか思えないと恐怖感もあります。
どうして思いやることが出来ずに歩けるのかが不思議でなりません。
怪我をしないようにお互いに気を付けましょうね。
by ake_i (2014-10-25 15:07)
綺麗な装飾を施されたお墓ですね。
こんなお墓に入れるのは相当な権力を持った人なのですね。
古今東西、死後も権力を誇示していますね。
by ため息の午後 (2014-10-25 19:49)
大きくして見ましたよ~
素晴しい彫刻ですね
ため息でますね!
by ネイル (2014-10-25 20:22)
アラウィー朝ってのが1660年から現在まで続いているんですか。
琉球王朝が1429年から1879年まで450年続きましたんで、まだまだですね(笑)
by 雅 (2014-10-25 22:20)
皆様、こんばんは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪ryuyokaonhachiojさん
やはりそう感じていらっしゃいますか?
トンボが生息できる環境が少なくなっているのでしょうか?
♪コンブさん
今思い出しても、思わず目を見張る凄さでしたよ~。
是非是非^^
ということは、コンブさんもぶつかられた経験有ですか?
♪ake_iさん
ありがとうございます。
押し売りですよね~(笑)
ホント人間って凄いなって思いますよね。信じられない力を持っています。
そのお部屋だけライティングされていました。
彫刻、装飾、モザイクどれもおっしゃるように素晴らしかったのですが
写真の方がちょっと残念な結果でした^^;
突進してくるみたいな時もありますよね。何で?と思うことがあります。
そうですよね。こんなのでけがしたらバカみたいですよね。気を付けるしかないですね。
♪ため息の午後さん
当時のモロッコの王様のお墓だったようですので
やはり並大抵のものではないですね。
確かに今も昔も世界共通ですね(笑)
♪ネイルさん
ありがとうございます!
同じです^^
は~とかへぇ~とかため息をつきながら見ていました(笑)
♪雅さん
モロッコの歴史全然詳しくないのですが^^;
ガイドブックかウィキだったかな?そう書いてありました。
琉球王朝って徳川幕府よりもずっと長い政権だったのですね。
さすが詳しい!
by kuwachan (2014-10-26 00:33)
この大墓廟群もモロッコらしい、
緻密な装飾が素晴らしいですね~!
お写真を拡大してみると、思わずため息が出ちゃいます。
その中でも「12円柱の間」は、
白い大理石とゼリージュがとても神秘的ですね。。。
道でのすれ違い、
女性にぶつかるなんて、乱暴だなぁ。。。
お怪我がなくて何よりですが、
気分的にブルーになっちゃいますよね。。。
by あおたけ (2014-10-26 21:16)
♪あおたけさん
王様のお墓なので、莫大な費用と当時の技術を駆使して
建てられたものだ思います。
それだけに細かな装飾、ゼリージュの色使いははため息もの。
大理石の円柱がより一層荘厳さを醸し出していますよね。
いやいや若くて綺麗な女性ならともかく
オバサンじゃ、うざい存在だったのでしょう。
世知辛い世の中になってしまいましたね。残念です。
by kuwachan (2014-10-27 07:47)