ポルトガル縦断の旅 その36<アルコバッサ修道院 その1> [海外@ポルトガル2015秋]
ポルトガルの旅行記に戻ります。
翌朝ナザレのホテルを出て一番に訪れたのはアルコバッサ。
アルコア川とバッサ川の合流地点にあって、アルコバッサは差し詰め門前町といったところです。
ここには1153年、国王アフォンソ・エンリケ(アフォンソ1世)が1153年に建設を開始し、1223年に完成した
ポルトガル最古の完全なゴシック建造物であるとともに、王室第2の王廟となっている
シトー会の修道院があるのです。もちろん世界遺産に登録されています。
今回の旅行で訪問する観光地のなかで、私としては一番注目していた修道院でした。
というのは、姪っ子と回ったフランスの各地の旅行でも、シトー会の修道院を何か所か訪れていたので
そこと比べるのも面白いなと思っていたのです。
バスを降りて修道院まで歩いて行きます。
シトー会は戒律や質素を重んじ、自ら肉体労働をし、自給自足の生活。
農業開発を重んじる会の方針もあって沼地だったところは開拓によって耕作地になったそうです。
フランスでも水辺の近くに修道院が建てられていましたが、アルコバッサもそうですね。
やはり共通点があります。
アルコア川。この川の水は修道院の中まで引かれているとか。
実際がどうなっているのか興味津々です。
まだ朝早かったのでお店が開いていませんでしたが
お土産屋さんやレストラン、カフェが建ち並ぶ道を歩いて行きます。
ここのお家にはアズレージョの絵がはめ込まれていますね。
窓辺の設えも絵になります。
この噴水のある建物をくぐると修道院が見えてきました。
目一杯引いて写したのがこちらですが、端から端まで入り切りませんf^_^;)
この建物は修道院の教会部分になり、正面のファサードは18世紀に改築されたバロック様式になっています。
入口の両脇には、聖ベネディクトゥス(ベネディクト会を創建した人でシトー会はそこから派生した会)と
聖ベルナルドゥス(シトー会を大きく発展させた人)
聖ベルナルドゥス(シトー会を大きく発展させた人)
その上には4元徳(勇気、知恵、正義、節制)が置かれ、最上部の窪みにあるのが、
聖母マリア像、とのことです。
聖母マリア像、とのことです。
次回から内部をご紹介します。
(2015年9月22日午前中)
<おまけ>
珍しく本の紹介です^^
珍しく本の紹介です^^
ニヤニヤとしてしまうことでしょう。
私もこの本に書いてあるようなことと同じじような経験をしたことがあり、
大変興味深く読みました。
大学時代に京都御所の近くで下宿をしていたのですが、
ある時押入れの取っ手のねじが抜けてしまったのです。
丁度その時母が来ていて、ねじを買って来たら直してあげるというので、
その下宿のすぐ裏にあった金物屋さんにねじを買いに行ったのですが、
ちょっとサイズが合わなかったので、もう一度買いに行ったたところ、
同じ方(かなりお年を召したおばさんでした)がまた出てきたので
「さっき買ったのが合わなかったのでこういうのが欲しいんですけど~」と
私があれこれと言ったところ、そのおばさんが突然一応お客である私に
「かなんわ~もう、いい加減にしておくれやす(怒) 」
とのたまったのです。
その瞬間何が起こったのやら私には分からず、お店からとっとと出たことは言うまでもありません。
結局、その後母がねじを買いに行って修繕はできたのですが、
その当時はまだ若かった京都生まれではないワタクシにとっては衝撃的なできごとでした。
が、この本を読んで、そう言われたワケが解明されたような気がしました(笑)
大変興味深く読みました。
大学時代に京都御所の近くで下宿をしていたのですが、
ある時押入れの取っ手のねじが抜けてしまったのです。
丁度その時母が来ていて、ねじを買って来たら直してあげるというので、
その下宿のすぐ裏にあった金物屋さんにねじを買いに行ったのですが、
ちょっとサイズが合わなかったので、もう一度買いに行ったたところ、
同じ方(かなりお年を召したおばさんでした)がまた出てきたので
「さっき買ったのが合わなかったのでこういうのが欲しいんですけど~」と
私があれこれと言ったところ、そのおばさんが突然一応お客である私に
「かなんわ~もう、いい加減にしておくれやす(怒) 」
とのたまったのです。
その瞬間何が起こったのやら私には分からず、お店からとっとと出たことは言うまでもありません。
結局、その後母がねじを買いに行って修繕はできたのですが、
その当時はまだ若かった京都生まれではないワタクシにとっては衝撃的なできごとでした。
が、この本を読んで、そう言われたワケが解明されたような気がしました(笑)
この本、面白そうです。京都は行くにはいいけど、住むには・・・
by takenoko (2016-03-17 05:22)
作り付けの絵や細かいパーツまで見ていくのも興味深いですね^ ^
by またじ (2016-03-17 06:22)
この本書いたのは大阪人でしょうか?
大阪人は京都にかなわないので、京都嫌いと言う人多いですので(^^)
by ma2ma2 (2016-03-17 07:24)
歴史を感じさせるヨーロッパの街並み、良い雰囲気ですね(^.^)
by ぼんさん (2016-03-17 08:21)
教会は、プロテスタントとカトリックの違いはなんとなくわかりますが、修道院の比較となると、考えたことなかったです。
by YAP (2016-03-17 08:30)
おはようござぃます!!
ポルトガルについてあまり知らないので
楽しみに見させてもらってます^^
立派な修道院、生で見たら大迫力なんでしょうね!!
Mitch
by 今造ROWINGTEAM (2016-03-17 08:35)
京都は年齢を重ねるにつれ観光する良さはわかってきましたけど,
住むにはちょっと…と思いますね(^^;
そんな中でも我が家は京都出身の知り合いには
恵まれている方だとは思っています(*^_^*)
今,東京出身の友人が転勤で暮らしていますけれど,
文化の違いについては,やはり結構苦労はあるようです(-。-;
by らる (2016-03-17 10:14)
ありがとうございます。
遅く・なったけど、今日更新します。
by ryuyokaonhachioj (2016-03-17 11:39)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪takenokoさん
気軽に読める本なので、お時間があったら是非!
そうですね。同感ですが、最近マンションがよく売れているようです^^
♪ma2ma2さん
京都生まれてで現在も京都にお住まいです。
だから面白いのです^^
♪ぼんさんさん
やはりヨーロッパは歴史的に風格のある建物や街並みが多いですよね。
♪YAPさん
たまたま、フランスで同じ会派の修道院を続けて訪ねたことがあったからです。
世界遺産にも登録されていますし、建築的にも有名だったので^^
♪ 今造ROWINGTEAM Mitch さん
ありがとうございます。
日本とポルトガルは深いつながりがあるのですが
旅行先としてはあまり人気がないですものね(^^ゞ
向こうの修道院や教会はもう規模が違います!
♪らるさん
京都は京都の中でも大変そうですよ^^
筆者はそのあたりを面白おかしく書いています。
旅行者や学生には優しい町ですが
実際住むとなると色々な苦労があると思います。
最近マンションがたくさんできて、ホテル代わりに買う人もいるようですので
そういう人が増えるとまた変わって行くでしょうね。
♪ ryuyokaonhachiojさん
ご連絡がありがとうございます。
あとでお邪魔させて頂きます!
by kuwachan (2016-03-17 12:38)
王廟の建設に70年、途方もない年月ですね
おぶでもづぞ、と勧められると早く帰ってくださいと言う意味とか
京都人には複雑な顔と仕来りが有りますね
by koh925 (2016-03-17 17:35)
歴史を感じる町並みや教会、良い雰囲気ですね。
by mamii (2016-03-17 20:33)
こんばんは。この修道院も彫刻がすごくて何度も拡大しました。
マリア像の上の天使が汚れて悪魔になっちゃっているみたいで悔しいです。
by kick_drive (2016-03-17 20:46)
門前町(教会の街)は、いいなぁ~!と思いながらぁ・・・
「京都ぎらい」に、コメントを敬遠した、今朝でした。
京都やパリに複雑な感情は、あるものですね。
by hanamura (2016-03-17 21:06)
京都ぎらい、面白そうですね。
購入リストに入れておきます。
by 八犬伝 (2016-03-17 23:50)
皆様、こんばんは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪koh925さん
現代から考えると信じられないような年月かけて
造られていますよね。ある意味いい時代だったのかもしれないです。
京都の中でも色々あるみたいです。その辺が解き明かされている本です。
♪mamiiさん
そうですね。
修道院の町らしく静かで落ち着いた雰囲気の街でした。
♪kick_driveさん
入口自体はスッキリとしていますが、バロック様式に改築された
正面のファサードに施された彫刻が素晴らしいですね。
何度も拡大して見て下さったありがとうございます。
大きな写真をアップした甲斐がありました(*^^)v
♪hanamuraさん
それまた、失礼しました。
そうですね。
歴史のある町は一筋縄では行かないというところですね。
南北朝の話しも出てきて、東京では絶対にありえない話です。
♪八犬伝さん
筆者の書いている言葉には含蓄はありますが
難しい本ではなく、サラッと読めますよ^^
by kuwachan (2016-03-18 01:03)
ありがとうございます。
今日は、曇っていたけど・・・午後から散歩に
行きました。春の花も決まったものだけですね。
by ryuyokaonhachioj (2016-03-18 14:27)
アズレージョの街並み、キレイですね。
京都の本、面白そうですね。
私は観光でしか行ったことないし、旅先ではいい思い出しかないのですが、住むとなるとそういうこともあるんでしょうね。
何故怒ったのか、私にはわかりません…
by sheri (2016-03-18 15:41)
面白そうな本ですね。おばさんは昔ながらの
京都独特の感性の方だったのでしょうね・・・(^O^)
by ken (2016-03-18 21:29)
皆様、こんばんは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪ ryuyokaonhachioj さん
日中はかなり暖かくなりましたね。
散歩が気持ち良い気候でしたでしょ^^
♪sheriさん
はい、とっても綺麗でした。
タイルといったらタイルですが柄が素敵ですよね。
京都に興味のある方にはお勧めです!
京都の別の側面を知ることができるので、
もっと京都に興味を持ってしまう1冊かもしれないです。
読んだらナゾが解けると思いますよ^^
♪kenさん
仰る通りです。昔ながらのおばさんだったのです。
同じ京都人じゃないと太刀打ちできないでしょうね(笑)
by kuwachan (2016-03-18 23:49)
♪またじさん
こんにちは。
ごめんなさい。お返事が抜けていました(^^ゞ
特にこのような門前町や旧市街はそういうところを
見るのが楽しみでもあります(*^^)v
by kuwachan (2016-03-19 14:06)
色使いの素敵な街並みですね。
青、オレンジ、白、クリーム色、茶・・・
色とりどりなんですけど、全体的に調和している街並みって感じがします。
その中でも、修道院はさすがに荘厳さを感じますね。
by Hiloyan (2016-03-21 01:55)
♪Hiloyanさん
修道院が引き立つように街造りを考えたんじゃないかなと歩きながら思いました。
ヨーロッパの街並みって本当にステキなところが多いです。
by kuwachan (2016-03-21 11:48)