イタリア トスカーナへの旅 11(第2日目 オルビエートその9) [海外@伊トスカーナ2016春]
↑通りはカヴール通りで、オルビエートン街を東西に貫くメインストリートです。
正面はモーロの塔で、中世の建築物。私は上らなかったのですが上れたみたいです。
井戸を見学したあとは、町の中心部に戻ってぶらぶら散策。
オルビエートは白ワインが特産です。、記念に先日飲んだとご報告したワインを試飲しながら購入。
ワインは1本でも持つと重いので一旦ホテルに戻って荷物を置き、(こういう時、ホテルが便利なところにあると助かります)、
ふと時間を見るとまだ5時。
ドゥオーモの隣にあった美術館の開館時間をチェックすると、4月~9月は7時まで。
それならまだ充分時間があるな~と思って、美術館へ行くことにしました。
夕方のドゥオーモ。
ほんのりと西日が当たって、また昼間とはちがう表情を見せてくれました。
こちらが、エミリオ・グレコの作品を展示している美術館です。ソリアーノ宮。
前々回の記事でちらりとご紹介しましたが、上の方に「MUSEO」の表示が見えますね。
13末から14世紀にかけて建てられた建物だそうです。
建物の向かって左側に設けられた階段(今は立ち入り禁止になっていて上れませんでしたが)と
三連の窓が特徴になっています。左に縞々が見えていますが、ドゥオーモです。
まずは、エミリオ・グレコ美術館です。
↑説明文にはこれがドゥオーモの扉と書いてあるようなのですが、ここに展示されているのが本物なのか?
ドゥオーモに取り付けられているのが本物なのか?よく分からず仕舞いでした。
柄の順番が違うのです。(向かって右側の格子のようになっている部分の位置です)
既出の画像をまた貼り付けておきますので、比べてみて下さい。
説明文がイタリア語だけなのです。せめて英語が欲しかったです。
日本の美術館やフランスの美術館だと美術館の案内図みたいなのが置いてあるのですが
オルビエートでは全くありませんでした。
作品も見応えのありましたが、建物の雰囲気がとてもよかったです。
写真に写っているのが、エミリオ・グレコ、ご本人のようです。
走り書き?デッサン?イメージ図?が展示されていたのですが
これ、ドゥオーモの正面の中心部分のものですが
扉の上の半円の部分の特徴やその周囲を囲むねじねじもしっかり描かれていて凄いなと思いました・
エミリオ・グレコ美術館の奥にある美術館奥に見える茶色の建物、こちらは二連の窓ですね、
13世紀の建てられた法王の館でドゥオーモ附属の博物館になっています。
左奥に見える階段を上がったところが入口だったのですが、凄くわかり難くてウロウロしちゃいました。
入口の階段を上っている時に見えた三連の窓、周囲に装飾が施されていていて印象的でした。
階段を上って入口を入ると受付にも人がいないし(チケットはエミリオ・グレコと共通券だったので買う必要なし)、
美術館の中にも見学している人が全然いなくてほぼ貸切状態で鑑賞でした。
入口を入った真正面にど~んと展示されていたのですが、あまりに大きくて最初ピンときませんでした。
こちらです
ドゥオーモの扉の上に飾られていると大きさがよくわからなかったのですが、かなり大きなものです。
これが本物?両側の天使をみると博物館に置いてある方が本物っぽい感じがします。
この内部には宝物館のようなところもあり、
そこには、ドゥオーモの見学の時に見逃していた、アレ、が中央に鎮座していました。
「ボルセーナの奇跡」の聖遺物を収めた、シエナの職人ディ・ヴィエーリによる聖遺物箱です。
貴金属と七宝をふんだんに使って「キリストの生涯」の図柄が施されています。
壁は剥げかかっていますが、恐らくフレスコ画の名残でしょう。
こちらは木箱の回りの立体的な彫刻が凄い!
鍵が付いているので、きっと大切なものを保管していたのでしょうね。
美術館のご紹介、続きます
(2016年4月21日夕方)
あの大きな扉のオリジナル?
確かに順番が違いますね。扉がレプリカなのでしょうね、、、多分
さすが西欧!19時まで入館できる美術館は凄い
陽が長いからなのでしょうね
by わけん (2016-06-30 22:53)
ヨーロッパは撮影禁止でないところが多くて良いですね!
ゆっくり見ながら記録に残せるのが良いです(^^)
by ma2ma2 (2016-07-01 06:58)
皆様、おはようございます。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪わけんさん
どっちがどっちかよくわからないのです^^;
彫刻とかは美術館にある方が本物じゃないかと思うのですが。
ここの4月~9月の間だけですが、夜7時まで開館は嬉しいですね。
観光シーズンというのと、陽が長いからでしょう。
♪ma2ma2さん
撮影禁止の方が珍しい位ですね。
なので、撮影禁止のところも写真を写している人が多いです^^;
私はすぐ気になってしまいますが、
by kuwachan (2016-07-01 07:23)
これだけ貴重な品々が残されていて素晴らしいですね。 全て見て回るにはそうとう時間がかかりそうです(^.^)
by ぼんさん (2016-07-01 07:45)
kuwachanさんの記事を読むといつも、装飾の彫刻とか、細かいところをよく観察されているなあと感心させられます。
私だったら、ちらっと見て「すごいねえ」とかは思うけど、けっこう素通りしているもんなあ。
身につく教養も、違ってきそうです。
by YAP (2016-07-01 08:08)
ありがとうございます。
そのようです。紫陽花もそろそろ見納めですね。
by ryuyokaonhachioj (2016-07-01 09:59)
2枚目のお写真のカップケーキがすごく可愛いです!
きっと激甘なんだろうな~、とは思いますが(^^;)
エミリオ・グレコ美術館、英語なし?案内図なし?
それはちょっと厳しいですね・・・
あまりに人がいないというのも、そんなことも原因なのかしら?
と心配になってしまいました(笑)
by aloha (2016-07-01 10:01)
おはようございます。やはりイタリアも芸術豊かな街ですね!イタリア語はちんぷんかんぷんです。^^;
by ソニックマイヅル (2016-07-01 10:21)
撮影禁止でなくて、良かったねですね。
by mamii (2016-07-01 11:32)
ヨーロッパは建物自体が美術作品のようで美しですね♪
ウィンドウの中のカップケーキも美味しそうです^^
by ゆきち (2016-07-01 11:50)
2枚目のお写真の、カップケーキが乗ってる器?がカワイイですね。
私も見かけたらついパチリしちゃいそうです。
by sheri (2016-07-01 15:28)
建物内の雰囲気とっても良いですね。
聖遺物箱、これはすごい!!
画像大きくして見てみたけど、溜息ものね!!!
by リュカ (2016-07-01 16:00)
七宝の聖遺物箱、キレイですね。
ほんと撮影OKってのがいいですね。
カップケーキも美味しそうだけど甘そう。
どうなんだろう?
by ふにゃいの (2016-07-01 23:04)
なかなか行くことのできない美術館を
ここでゆっくり鑑賞できてよかったです。
実際に行ったら1日出て来ないかも。
by 響 (2016-07-02 03:06)
貸し切り状態の美術館。ゆっくりできますが、少し寂しいですね。
by takenoko (2016-07-02 04:15)
皆様、おはようございます。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪ぼんさんさん
かつてはドゥオーモにあったもので
貴重なものは美術館の方で展示されているようでした。
美術館はゆっくり見ていたらキリがないですよね(笑)
♪YAPさん
いえいえ、お恥ずかしい限りで(^^ゞ
自分ではそう意識しているわけではないのですが
興味があるからかもしれないですね^^
♪ryuyokaonhachiojさん
昨日から7月に入りましたからね。
♪alohaさん
可愛さで写真を撮った覚えがあります^^
見るからに甘そうですよね(笑)
壁に張り付けてあるパネルでは一応表示があるのですが
パンフレットみたいなのが欲しいですよね。
時間的にも夕方だったので、日帰りの人は帰ってしまわれたのかも。
♪ソニックマイヅルさん
イタリア語も英語と似たような単語があって
それはなんとなく意味が分かるのですが
文章は全く分かりません^^;
♪mamiiさん
そうなんですよ。
撮影禁止じゃなかったので嬉しかったです。
見ただけだと忘れちゃいます(^^ゞ
by kuwachan (2016-07-02 06:55)
♪ゆきちさん
街並みに対する意識が全然違いますよね~。
古いものと残す意識が非常に高いなと感じました。
絵本に出てくるようなカップケーキですよね^^
♪sheriさん
街を散策している時に
可愛さのあまりにパチリとした1枚です。
ウィンドーショッピングも楽しいですよね。
♪リュカさん
所々新しい雰囲気も取り入れ
古い建物を上手く利用して美術館にしていますよね。
聖遺物を収めるために作られたものなので
金細工とかやっぱり違いますよね。
中世の金属工芸の傑作らしいです!
♪ふにゃいのさん
細工も色も見事ですよね!
見るだけではやっぱり忘れてしまうので
撮影オッケーは非常に嬉しかったです。
このカップケーキは普通に考えれば
甘いんじゃないかしら?^^
♪響さん
ここの美術館はそこまで大きくないですし
私の場合、一度にそんなに集中できないので(^^ゞ
美術館は2時間位が丁度いい感じです(笑)
♪takenokoさん
貸切状態は嬉しいのですが
ここまで人がいないと
もう少し人がいて貰いたいですね(笑)
by kuwachan (2016-07-02 06:58)
13世紀から14世紀にかけて作られた
建造物の存在、すごいですよね。
階段は使っていないとのことですが
直に見られたkuwachanさんの印象は
素晴らしかったのでしょうね。
by yoko-minato (2016-07-02 11:39)
13〜14世紀に建てられた荘厳な美術館で
夕方からゆっくりと歴史的な美術鑑賞を楽しめるなんて
素敵ですね〜♪
ドゥオーモの扉、時代によって取り替えられたもの…
とかではないでしょうか?
だとすると美術館のものがオリジナルなのかな??
聖遺物箱の装飾、青がキレイですね〜!
by あおたけ (2016-07-02 19:28)
♪yoko-minatoさん
日本の建築物でも鎌倉時代位のものが
残っていないわけではないのですが
このように美術館や博物館として
利用されているところはないでしょうね。
当時の技術として外階段て難しかったのかもしれないです。
♪あおたけさん
ホテルがドゥオーモのすぐ近くだったので
夕食までの時間を有効利用できました。
扉、どうなのでしょうね。
ずらずらとイタリア語が書かれていましたが
その辺のことが書かれていたのかもしれないです。
聖遺物箱の青は七宝焼きのようです。
焼き物なのでその色が現在でもその美しさを失っていないですね!
by kuwachan (2016-07-03 06:47)
お早うございます、清泉寮にコメントを有難うございました。
この季節、高原で食べるソフトクリーム、
ほっとします(^_^)v
自由に写真が撮れるのは良いですね!
by tarou (2016-07-03 09:06)
貴金属と七宝を使った『キリストの生涯』の図柄が施された聖遺物箱は、本当に美しいです。
これは間近でじっくり見たいです。
by kou (2016-07-03 19:22)
♪tarouさん
撮影が可能ですと記録になって見る側としては嬉しいです。
♪kouさん
聖遺物箱は、当時の最高技術を使って作成された箱なのでしょうね。
当時の宗教の力の大きさを感じますね。
by kuwachan (2016-07-04 21:58)
素敵な雰囲気の建物です。
こういう中で見学は素晴らしい思い出になりますね。
イタリアかぁ...行ってみたいなあ。
by ナツパパ (2016-07-05 15:21)