イタリア トスカーナへの旅 44(第6日目 シエナ⑧ 市立美術館) [海外@伊トスカーナ2016春]
ランチのあと、夕方のイベント・・・このイベントが今回のツアーの目玉のひとつでもあったのですが・・・まで
自由行動です。
カンポ広場にあるお土産屋さんでお土産のお菓子を買って、その後は美術館へ。
シエナ派の絵画を一堂に展示している国立絵画館は、この日は午前中のみの開館ということで残念(T_T)
カンポ広場に面したマンジャの塔がある市庁舎の中にある市立美術館へ行ってみることにしました。
中世(13世紀から14世紀)の画家たちは、基本的にはギルドに属する職人だったそうですが
シエナでは、特に13世紀後半から14世紀前半にかけて、ドゥッチョ、シモーネ・マルティーニ、
ロレンツェッティ兄弟といった人たちが活躍し、シエナ派と呼ばれました。
優雅で装飾的な画風が特色として挙げられています。
もちろん市立美術館にもその作品が収蔵されています。
残念ながら内部は撮影禁止だったので、画像はありません。
ミュージアムショップで買った絵葉書3点ほどご紹介です。
実際は、部屋の壁面に描かれています。(フレスコ画)
部屋に入った途端にその大きさに圧倒されました。
シモーネ・マルティーニ作の「グイドリッチョ・フォリアーノの騎馬像」。
アンブロージョ・ロレンツェッティ「善き政府の寓意」 ↓この老人がシエナ共和国象徴
こちら↓は17世紀の絵画で、手の中にある城壁はシエナの町ですね。縞々の塔とドゥオーモがあります。
その昔は、シエナも、サン・ジミニャーノのように塔が林立していたのでしょうか。
富の象徴ということでしたから、それも無いとは言えないように思います。
美術館の内部には鉄柵で囲まれた礼拝堂もあり、寄せ木細工の聖歌隊もあったのですが
撮影禁止が残念です。
美術館にはテラスがありそこから外の景色を眺めることができました。
カンポ広場とは反対側になります。
中世の建物と建物の間には駐車場があって車が並んでいますが、
その向こうにはトスカーナの大地が広がっています。
駐車している車がなければ中世の当時の景色と大して変わらないような気がします。
町の中には緑はほとんどありませんが、周囲は緑に囲まれている様子がよくわかります。
市立美術館を見た後私は、折角シエナに来たのでマンジャの塔に上ろうと思ったのですが、
チケット売り場でもうダメというようなことを言われてしまったので、諦めて、
ドゥオーモ附属美術館へと向かいました。
ドゥオーモ附属美術館のチケット売り場は混雑していて少し並びましたが、ドゥオーモ附属美術館にも
パノラマ(展望台)があるというので、展望台見学付きのチケットを購入しました。
美術館に入ってまず目についたのが、ドゥオーモの内部を飾っていた薔薇窓のステンドグラスです。
ドゥオーモの内部はコピーでこちらが本物です。
9分割されていますが、中央上から「聖母戴冠」「聖母被昇天」「聖母埋葬」が描かれています。
マリア信仰が強いシエナらしいものですね。
パノラマ(展望台)は約30分待ちという表示がでていたので
それ以上の待ちにならない前にと、展望台の入口のある最上階3階まで階段で上りました。
つづく・・・。
(2016年4月25日午後)
kuwachanさんは高いところが好きなんですね。私はちょっと・・
といいながら、スカイツリーには上がりましたが。
by takenoko (2016-11-16 04:44)
今日は大学病院で検査なので、押し逃げです(^^)
by ma2ma2 (2016-11-16 07:19)
たしかにクルマさえなければ、中世の頃のままの景色かもしれないですね。
この街並みを維持保存しているのって、並の努力じゃないですね。
by YAP (2016-11-16 08:07)
絵ハガキでも堪能できました!
ほんとに綺麗なフレスコ画だね。
これは実物はため息ものだよー!
by リュカ (2016-11-16 10:05)
西洋のオオカミも大人しいのでしょうかね。
人間を襲わない。
逆に懐く。面白い彫刻です。^^
by のら人 (2016-11-16 10:42)
展望台からの景色も拝見したいです(^.^)
by ぼんさん (2016-11-16 11:49)
中世の風景が、車以外、そのまま残されているのは、観光客に取っては、嬉しいですね。住んでいる人にとっては、働く場所がないとか、生活に不便なことが多いのでしょうね。
by テリー (2016-11-16 12:31)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪takenokoさん
子供の頃は東京タワーの下の展望台に上がっただけで
怖い!下りる!と泣き叫んだそうなのですが
今では怖いけど好きです(^^ゞ
特に自分の足で上がれるところがいいですね(爆)
♪ma2ma2さん
定期健診ですか?
良い結果でありますように。
♪YAPさん
日本のように木造ではないので、ここまで維持保存ができるのでしょうね。
建物って人が住まなくなるとアッという間にダメになってしまいます。
ずーっと住み続けているのが維持保存できている由縁かもしれないですね。
♪リュカさん
写真が撮れなかったので、もっとたくさん絵葉書を買ってくればよかったと後悔したわ(^^ゞ
次回への反省点かな。
広いお部屋の壁面を飾るフレスコ画本当に素晴らしかったです。
その雰囲気を見せれなくて残念(>_<)
♪のら人さん
このオオカミに育てられた双子の像はシエナのシンボルです。
イタリアの初代王ロムレスはオオカミに育てられた伝説があるそうなのです。
伝説なので・・実際のところはどうなんでしょうね^^
♪ぼんさんさん
もちろんご覧頂く予定です^^
次回お楽しみに!
♪テリーさん
イタリアは特に古くからの街並みが残っていますよね。
紀元前のもあるわけですから、日本人の想像を完全に超えていますよね。
住んでいる人は現代の生活にそぐわないことも多く大変だと思いますが
歴史的に重要なものが多く簡単には壊すことができないですし、
それなりに合わせて生活するすべを身に付けているのでしょうね。
by kuwachan (2016-11-16 12:54)
オオカミに育てられて・・
興味があります。伝説って良いですよね。
調べてみたいような、衝動になります。
歴史の奥が深いですね。
by ひろたん (2016-11-16 14:51)
こんばんは。写真撮影禁止だったフレスコ画。縦横の長さってどのくらいだったんでしょう?相当大きかったんでしょうね。
いきなりそんなの出てきたらため息ではなく、呼吸が止まっちゃいそうですね。
by kick_drive (2016-11-16 20:35)
建物内部の彫刻が凄いですね。
by mamii (2016-11-16 20:52)
美術館があったんですか? 見たかったです。
by Jetstream (2016-11-16 22:12)
見事なステンドグラスですね。
展望台からの景色も楽しみにしています。
by いっぷく (2016-11-16 22:12)
美術館のテラスから眺めた景色、
中世の街並と自然がうまく融和した、
シエナの魅力が感じられる風景ですね〜(^^)
テラスでもこの雄大な眺め、
マンジャの塔からはどんな風に見えるのかなぁ・・・。
ドゥオーモ附属美術館に所蔵されているステンドグラス、
繊細でとても美しく、見ごたえがありますね!
拡大して、見入っちゃいました♪
by あおたけ (2016-11-17 09:34)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪ひろたんさん
ローマの初代王に関わる伝説なので
壮大な歴史物語の匂いがします^^
♪kick_driveさん
部屋の大きさの感覚が全然分からないのですが
〇〇間と名前が付いているお部屋に飾られていたので
相当な大きさだと思います。
♪mamiiさん
ドゥオーモに飾られていた彫刻物(本物)を附属美術館に写して
展示しているのです。凄い数で、所狭しと並べられていました。
ですので、ドゥオーモに飾られているのはニセモノなんです。
安全を考えると美術館ですよね。
♪Jetstreamさん
あら~それは残念です。
あの市庁舎の建物の中にありましたよ!
♪いっぷくさん
ドゥオーモでは高い位置に飾れていたステンドグラスです。
間近で見るとやっぱり全然違いますね。
どうぞお楽しみに!
♪あおたけさん
現代の生活では車は切り離せないですものね。
駐車場を作るにも限られた場所しかないですし、
やはり周囲との調和を考えたのでしょうね。
日本ではそういうところが欠けていますよね。参考にしてもらいたいです。
このステンドグラスを見ると、ステンドグラスの最初の目的である
文字の読めない人のためにというのがよくわかりますね。
by kuwachan (2016-11-17 12:45)
彫刻は石ではなく土ですか?
左官の仕事なのかな・・・
日本でも左官職人による美術品も多く、似ている文化が流れているのでしょうね。
by わけん (2016-11-17 12:57)
疎い獏でもシエナが古都だというコトだけは
何故か知っています(@w@;))
by 獏 (2016-11-17 19:45)
♪わけんさん
彫刻は石だと思います。
というのは、確証はないのですが、土ってあまり聞いたことがないんですよ。
ライトの関係で少し赤っぽく見えますが。
私が石と思っているだけで、本当は土なのかな????^^
♪獏さん
シエナはかつて宿敵フィレンツェを破って絶頂期を迎えたのですが、
猛威を振るったペストによって一気に人口が減り、衰退してしまい、
その後はフィレンツェの独壇場となったようです。
by kuwachan (2016-11-18 00:29)