情熱の国スペインの旅 77(第9日目その9 カタルーニャ美術館) [海外@スペイン2017夏]
ラ・セウ・ドゥルジェイのサン・ペレ教会の後陣壁画
そんなわけでやっと辿り着いたカタルーニャ美術館ですが
カタルーニャ美術館には世界有数のロマネスク美術のコレクションがあります。
主にピレネー山麓の各地にある小さな教会や聖堂にあったもので、
保存や盗難から守るためにこの美術館に集められたそうです。
壁画は実際に描かれていたのと同じような状態で展示されています。
本家本元はどのような状態になっているのかが興味深いところですが、
フランスの教会や大聖堂のロマネスクの柱頭彫刻は、本物を美術館や博物館に展示している場合
レプリカが飾られていました。
本家本元はどのような状態になっているのかが興味深いところですが、
フランスの教会や大聖堂のロマネスクの柱頭彫刻は、本物を美術館や博物館に展示している場合
レプリカが飾られていました。
祭壇に飾られていた板絵。
↑ドゥーロの礼拝堂の祭壇板絵・・聖キルクと聖女ジュリエッタの殉教
(4世紀にシリアで起った母子の殉教の物語を描いています)
私の大好物の柱頭の彫刻もありました。
怪獣のような、怪物のような、それでいてユーモラスな表情をしています。
回廊の柱の部分をそのまま切り取ってきたのでしょうか?凄いです。
扉はそのまま外して持ってきた感じです。
グルグル巻きの文様がロマネスクの唐草模様っぽいです。
タウイのサン・クリメン教会の後陣の壁画「荘厳のキリスト」(11世紀)
同じくタウイのサンタ・マリア教会の壁画。
聖母子の両側には三人のマギ(東方三博士)が描かれています。
タウイのサンタマリア教会の木彫群像「十字架降下」
枠に施された彫刻も見事!
(2017年7月8日)
註: 教会、絵画等は、池田健二著「スペイン・ロマネスクの旅」(中公新書)を参照にしています。
上記本の記載によると、本家本元にはレプリカが飾られているようです。
日本の神社やお寺にも頭上の彫刻がありますが、こちらも大好物ですか?
by takenoko (2018-09-11 05:37)
人がいなくて静かそうですが、そういうチャンスをうまく狙えたということでしょうか?
さすがに観覧者はそれなりにいますよね?
by YAP (2018-09-11 08:13)
きゃーきゃーきゃー
めっちゃ楽しそう!!!
柱頭の彫刻、どれも可愛くてニマニマして見ちゃいました(笑)
家に欲しい!(笑)
by リュカ (2018-09-11 11:16)
照明が優しくて雰囲気が良さげな美術館ですね!?
by hrd (2018-09-11 12:02)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪takenokoさん
日本のは強面系が多いのでどちらかといったら苦手です(^^ゞ
外国人に比べてユーモアが苦手な日本人(私も)とよく似ているような気がします。
♪YAPさん
時間も時間でしたし、スペースも日本の美術館よりもずーっとゆったりしていることもあって
日本の人気の美術展のように人がぞろぞろいて鑑賞するということは全くないです。
それは、ルーヴルやオルセーでもそうです。
♪リュカさん
ガーゴイル好きなリュカさんには絶対に気に入ってもらえると思うわ。
私もきっとニマニマしながら見ていたんじゃないかな(笑)
宗教的なものだから本当は元々あった場所にあるのが一番だけど
保存のためにはこういう方法もあるのかなって。
♪hrdさん
すっごくいい美術館ですよ~。
またバルセロナに行く機会があったら絶対に行きたい美術館です。
by kuwachan (2018-09-11 12:47)
柱頭の彫刻って 日本の神社仏閣と似てますよね(^_^;)
by DON (2018-09-11 13:01)
♪DONさん
そうですね。確かに似ている部分もあると思います。
宗教的な場所にあるという点では同じですね。
by kuwachan (2018-09-11 13:08)
劣化予防のためにも美術館に集めるって必要なんでしょうね。
壁画の薄くなった部分なんかを見て、そうおもいました。
観光するには一度に見れていいですね。
by sheri (2018-09-11 17:20)
こんにちは。
柱頭の彫刻のデフォルメ感は面白いですね。
展示の仕方が独特な感じで、壁画展示は難しそうです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2018-09-11 17:58)
kuwachanさんはこう言ったロマネスク美術(キリスト教美術)がお好きなんですね~
発祥の北イタリアなんてもうゾクゾクするでしょう~?^^
彫刻もですが、壁画がこうして残されているって事、とても大事ですよね
by viviane (2018-09-11 18:08)
教会かと思ったら、美術館だったんですね。
私は宗教色の強いものはあまり得意ではないのですが、
柱頭の彫刻は面白そうです。
by aloha (2018-09-11 22:46)
これらの美術品を教会からくりぬいてきたなら
切り取られた教会にはレプリカがあるんでしょうかね?。
そんな感じがします。
by 旅爺さん (2018-09-12 05:38)
ドームに描かれた天井画や繊細な彫刻の柱など、
思わず教会や大聖堂のなかにいるのかと思ってしまうような、
充実した展示品ですね(^^)
柱頭に彫られているのは、聖人でしょうか?
ヨーダのようなE.Tのような・・・
by あおたけ (2018-09-12 07:09)
「怪獣のような、怪物のような、それでいてユーモラスな表情」
まさにそんな感じですーっ(≧∀≦)
当時、どんな想いをこめながら、これを作ってたのか
想像するだけで楽しくなります!
by よーちゃん (2018-09-12 08:39)
柱頭の彫刻、それぞれの表情が面白いですね(^-^)
by ぼんさん (2018-09-12 12:09)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪sheriさん
本当は元々の場所で修復、保存が理想的でしょうが
なかなか難しいのでしょうね。
はい、観光するにはここに来れば一度で見られるので便利です。
♪Boss365さん
限られた平面に文様や聖書の内容を表現する
柱頭彫刻の魅力に惹きつけられています。
展示は、なるべく現実と似たような方法ですることを
考えているようです。
♪vivianeさん
最初はクロアチアで見た教会の回廊かもしれないです。
それからフランスに留学中だった姪っ子とフランス国内をあちこち旅行して
ロマネスク様式の回廊、柱頭彫刻の魅力にずぶずぶとハマって行きました。
ゴシック様式建築や、ステンドグラスもとても興味があります。
フレスコやテンペラの壁画は劣化が激しくて保存が難しそうですよね。
カタルーニャではこの美術館に集めているようです。
♪alohaさん
そうなんですよ。ここは美術館なのです。
壁画は実際にあったところと同じような感じで展示しているそうです。
私もどちらかと言ったら壁画よりも柱頭彫刻の方に興味があります。
♪旅爺さんさん
私もくり抜いた方はどうなっているのかと思ったら
やはりレプリカが飾られているそうです。
保存のことを考えるとその方法が一番かもしれないですね。
♪あおたけさん
本物が飾られていた教会や礼拝堂を意識して展示しているそうなので
とっても贅沢な空間の使い方です。
彫刻は聖人の場合もありますが、その時には頭の後ろ光背があることが多いです。
そればかりではありませんが聖書の一場面であることが多いです。
あと唐草模様とか・・・。そうヨーダに似ていますよね(笑)
♪よーちゃんさん
そう、見ていて思わず微笑んでしまうよなその表情に魅かれるのです。
ガーゴイルもそうですが、この世に存在しているものをデフォルメしたのかもしれませんが
当時は生活に宗教が切っても切り離せないものだったでしょうから
真剣そのもの?いや、意外と楽しみながらやっていたかもしれないですね。
♪ぼんさんさん
この表情に面白さに魅かれています(笑)
by kuwachan (2018-09-12 12:33)
今回の記事の壁画や彫刻等を拝見してると
宮崎駿の映画のオープニングが脳裏を過りました
このロザリオは何かパワー持っていそうですな
by くまら (2018-09-12 13:44)
♪くまらさん
そうなんですね。
実は私、宮崎駿の映画ってテレビで見たくらいで映画館でしっかりと
見たことがないのでよくわからないのですが(^^ゞ
ヨーロッパに街に旅行に行くと、よくここは宮崎駿のアニメのxxxのモデルになった街というところがよくあります。
by kuwachan (2018-09-12 23:02)