藤田嗣治展と香香@上野 [美術鑑賞]
リュカさんの記事で東京都美術館で「藤田嗣治展」が始まったことを知って
7月8月は通常の有給休暇とは別に夏休み(3日間)が取れるのでそれを使って
珍しく早々に(8月10日午後)行ってきました(笑)
7月8月は通常の有給休暇とは別に夏休み(3日間)が取れるのでそれを使って
珍しく早々に(8月10日午後)行ってきました(笑)
今回は没後50年の大回顧展。
初期の頃から晩年フランス国籍を取得してレオナール・フジタとして亡くなるまで(追記)の作品が、
欧米の主要な美術館から集められて展示されています。
初期の頃から晩年フランス国籍を取得してレオナール・フジタとして亡くなるまで(追記)の作品が、
欧米の主要な美術館から集められて展示されています。
藤田は裸婦などの人物画の方が有名ですが、今回観て特に印象に残ったのは「静物画」でした。
藤田の出世作と言われる「私の部屋、目覚まし時計のある静物」。
藤田の出世作と言われる「私の部屋、目覚まし時計のある静物」。
藤田は蚤の市とかで買い集めた静物を描いていたそうですが
私が気になったのは壁にかけてあるカンペール焼のお皿です。
私が気になったのは壁にかけてあるカンペール焼のお皿です。
展覧会の最初の方で、宗教的な絵画、ブルターニュに行った時に描いた
カルヴェール(野外にある十字架や人物の石像彫刻)の風景があり、
私もブルターニュを旅したことがあったので懐かしく想い出され、
この静物画を見て、あ、その時に買い、部屋に飾っていたのかな?と思ったのです。
もうひとつ、このバラの絵も気に入りました。
この二つの作品は藤田の代名詞ともいえる「乳白色の下地」が使われているところも
気に入った点です。
え、これってボッチチェリじゃない?と思ったら、
絵画の脇の説明文に参考にしたようなことが書いてあったのがこちら「優美神」。
絵画の脇の説明文に参考にしたようなことが書いてあったのがこちら「優美神」。
今まで見たことがなかった、使われている色が全然違う中南米やアジアへの旅で描かれた絵画や
日本を脱出するきっかけとなった戦記記録画も展示されていました。
日本を脱出するきっかけとなった戦記記録画も展示されていました。
東京では会期が10月8日までですので、ご興味のある方はお早目にどうぞ。
東京都美術館来るとついこの前で写真を撮ってしまいます。
東京都美術館来るとついこの前で写真を撮ってしまいます。