セザンヌ パリとプロヴァンス 展 [美術鑑賞]
今日(31日)の東京地方の昼間の風と雨は凄かったです。
風で体が吹き飛ばされそうになるわ、傘はおちょこになるわで大変でした。
そんな中、昨日今日の暖かさで一気に蕾が膨らみ、ソメイヨシノがちらほらと咲き始めました。
開花宣言もでましたね。勤め先の前の公園にあるソメイヨシノです。(風にあおられてボケておりますが^^;)
さて本題ですが、昨日、金曜日の夜の延長開館を利用して3月28日から国立新美術館で始まった
「セザンヌ パリとプロヴァンス展」に早速行ってきました。
セザンヌは特にお気に入りの画家というわけではなかったのですが、一昨年プロヴァンスを旅行して
セザンヌが生まれ育ったエクス(エクス・アン・プロヴァンス)でアトリエやサント・ヴィクトワール山を
実際に見てきたので、地下鉄日比谷線の六本木駅のホームにあった展覧会の広告で
サントヴィクトワール山の姿(↑右の絵です)を見た時、記憶がよみがえり、心が動きました。
フェルメールからのラブレター展 [美術鑑賞]
1月9日の成人の日、昨年末から渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催されている
「フェルメールからのラブレター展」に行ってきました。
展覧会って、始まったばかりまだまだ先があると思っているうちにもう会期末ということがよくあります。
といって「フェルメール」は絶対外せないので、兎に角早目に行くのが一番です。
開催されてからまだ2週間ちょっとだったので祝日の昼間でしたが、それほどの混雑はなく
暫く待てば最前列でじっくりと絵を鑑賞することができました。
世界報道写真展 2011 [美術鑑賞]
今日は旅行記はお休みして、先日行った展覧会をご紹介したいと思います。
新聞に出ていて非常に興味を持った写真展が、現在、恵比寿のガーデンプレイスにある東京都写真美術館で
開催されています。
この日曜日、ゴールデンウィークに突然の連絡にもかかわらず京都駅で会ってくれたHちゃんが、
東京に遊びに来ていて会う約束をしていたので、Hちゃんの希望の六本木の新国立美術館で開催されている
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展に行く前に付き合ってもらって行って来ました。
ボストン美術館 浮世絵 名品展 [美術鑑賞]
東日本大震災の影響がこんなところにもという感じなんですが、国際的な美術展の中止が相次いでいるとか。
地震だけでなく原発の事故もあって、諸外国が絵画を貸し出せないと言ってきているとのことです。
広島、山梨など、震源地からかなり離れたところで開催される美術展についても中止ということです。
美術展だけでなく国際的な学会も日本での開催が中止となり、他国に変更になっているというニュースも聞きました。
外国から見れば震源地からの距離は関係なく日本はすべて同じなのですね。
フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展 [美術鑑賞]
映画「真珠の耳飾りの少女」を鑑賞した後は、同じ建物の地下1階で開催されている展覧会へ。
ドイツのフランクフルトにあるシュテーデル美術館が所蔵している17世紀(その当時オランダは
スペインから海の覇権を奪い最盛期を迎えていました。)のフランドル絵画とオランダ絵画のコレクションです。
行列こそなかったものの場内ではそれぞれの絵の前で少し人垣ができ、一番前に見るには
少し待つ程度の状態でした。今回の展覧会にやって来たフェルメールの絵はこの「地理学者」1枚だけ。
でも行きたいと思いましたし、とっても楽しみでした。私と同じように考えた人がほとんどではなかったでしょうか。
1枚だけでこれだけの人を集めてしまうフェルメール、日本での人気の凄さが伺えました。
フェメールの作品は30数点しかないといわれていますが、そのうち男性が中心のものは2点で
この《地理学者》とルーヴル美術館にある《天文学者》・・ルーヴルで見た覚えがありません(汗)・・の2点だけだそうです
今回も音声ガイドを借りました。展覧会によって色々な方がナレーションをしているのも興味深いです。
今回は佐々木蔵之介さん、~なぞの画商がご案内~ということで、ちょっと芝居がかった感じでした。
琳派芸術 第2部 (転生する美の世界) [美術鑑賞]
先月の第1部に続き、第2部に行って来ました。
第1部は会期終了ギリギリでしたので、第2部は少し余裕をもって~中盤です^^
行ったのは5日の土曜日。午前中だったのでそれほどの混雑もなく、ゆったりと鑑賞することができました。
全体的に1部に比べると煌びやかさは少し抑え目の感じでしたが、その抑えた感じが美しさを醸し出していて
結構好みかも~よかったです。
第1部の様子はこちらで→http://fumi-kuwachan.blog.so-net.ne.jp/2011-02-07
琳派芸術 第1部 (煌めく金の世界) [美術鑑賞]
酒井抱一生誕250年を記念して出光美術館で開催されている「琳派芸術 第1部 煌めく金の世界」に
行ってきました。
リュカさんが早々に行かれていて、私もあ~行きたいと思いつつなかなか行けてなかったのですが
5日の午前中が仕事で、出光美術館は勤め先から歩いて行ける距離なので仕事が引けた午後行って来ました
終了前日ということもあってか大混雑というわけではないものの訪れる人は引っ切り無しで
一番前で見るには少し待たなければならない状態でした。
ゴッホ展と国宝 源氏物語絵巻展 [美術鑑賞]
11月も終わりに近づき既に晩秋ですが、芸術の秋ということで、続けて2つの展覧会に行ってきました。
一つ目は六本木の新国立美術館で開催されているゴッホ展です。金曜日の夜間開館を利用しました。
作品はオランダのファン・ゴッホ美術館、クレラー・ミュラー美術館所蔵のものです。
ゴッホというとどちらかと言えば苦手な部類の画家だったのですが、南仏旅行を決めてからというもの、やはり気になる存在になりました。旅行を決めてから鑑賞した「ボストン美術館展」や「オルセー美術館展2010ポスト印象派」でもついつい目が向いていました。
そして実際にゴッホ由縁の地である南仏のアルルやサ・ンレミを訪れて、ゴッホ展を見たくなったというわけです。
今回の展覧会ではサブタイトルの「私はこうしてゴッホになった」のとおり、ゴッホがゴッホになるまでの過程が
6つのパートに分けられ、ゴッホの絵だけではなく、影響を受けた画家の絵も並べて展示されています。
Ⅰ.伝統-ファン・ゴッホに対する最初期の影響
この時期はバルビゾン派やフランスの写実主義、オランダのハーグ派の強い影響を受けていて
屋外や農村の風景の作品がほとんどでした。色使いも暗い感じです。
Ⅱ.若き芸術家の誕生
ゴッホはほとんど独学で絵画を学んだため、著名な画家たちの作品を模写することよって技巧を習得しました。
ミレーの素描を模写したものが展示されていましたが、試行錯誤していた様子が伝わってきます。
この頃は人物画に取り組んでいて、農民の頭部をよく描いていました。
展示されている作品の中では「白い帽子を被った女の頭部(ホルディーナ・デ・フィロート)」が印象的でした。
Ⅳ.パリのモダニズム
いわゆるゴッホのタッチが見られるようになりました。
気に入った絵は額縁も自分で作成していたそうで、現在も残っている数少ないもののひとつである
「マルメロ、レモン、なし、葡萄」の絵が展示されていましたが、その色から黄色い静物画と呼ばれています。
*この絵の絵葉書を買ったのですが、家に帰ってよーく見るとなんと絵とハガキの部分の向きが逆になっていました。
問い合わせると、気に入らない方はお送りしますとのこと。でも間違ったとは決して言いません。これから購入される方はチェックした方がいいかも^^
ここのコーナーには「オルセー美術館展2010ポスト印象派」でも見ていたシスレーとかスーラ、シニャックの絵も展示されていて、プチオルセー展ポスト印象派の雰囲気がありました。
またゴッホは浮世絵からも色彩、構図、トリミングなど強く影響を受けており、収集した浮世絵が展示されていました。
Ⅴ.真のモダン・アーティストの誕生―アルル
今回の展覧会の目玉の一つゴーギャンと共同生活をしていたアルルの部屋が実物大で再現されていました。
ゴーギャンの部屋はこの左隣りにあったそうです。
私が行った後すぐにサッカー日本代表の監督ザッケローニ監督がゴッホ展に行ったとのニュースをネットで見ました。
ここのパートに展示されている「緑の葡萄畑」が一番のお気に入りだったとか。ゴッホが生存している時に売れた唯一の絵だそうで、流石監督は審美眼が違うと記事には書いてありました。
Ⅵ.さらなる探究と様式の展開―サン・レミとオーヴェール・シュル・オワーズ
私が一番印象に残ったのは、やはりこの夏に訪れたということがあるからだとは思いますが、サン・レミの療養院の庭を描いたものでした。
特に左の療養院の絵は、訪れた時には時間がなくて入り口から覗いただけでしたが、雰囲気が滲み出ています。
附近の松林もこんな感じでした。きっとゴッホもあの附近を散歩していたと思うと感慨深いです。
サン・レミの記事はこちらです→http://fumi-kuwachan.blog.so-net.ne.jp/2010-09-20
(2010年11月19日)
オルセー美術館展2010「ポスト印象派」@新国立美術館 [美術鑑賞]
私の子供の頃はなっても30度か31度程度で、33度、35度という気温はなかった記憶がありますが、
暑い日には涼しい美術館で一日過ごすのもなかなかいいものかもしれません。
先週の金曜日、仕事帰りに六本木の新国立美術館で開催されているオルセー美術館展へ行ってきました。
またまた金曜日の夜8時までの開館を利用。特に新国立美術館は途中下車で立ち寄れるので助かります。
HP見ると、会期末が近いこともあって混雑しているとのことで覚悟していったのですがそれほどの混雑はなく、
2010年上半期備忘録 展覧会 [美術鑑賞]
早いもので2010年も半年が過ぎてしまいましたね。
今回は記事にするタイミングを逃してしまった上半期の備忘録、 展覧会編です。
私が東京に戻ってからも交流が続いています。
一つ目。有楽町の駅で待ち合わせて、三菱一号館美術館の開館記念展「マネとモダンパリ」に。
その当時丸の内はビジネス中心の街だったので、お店も平日のみの営業で土日や祝日は閑散としていまし、
丸の内へ食事に行くとかショッピングに行くとか遊びに行く感覚はありませんでした。
行列のできるお店もあり、その変貌ぶりには目を見張るばかりでした。