プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その26 (サン・ポール・ド・ヴァンス②) [海外@南仏2010]
石畳の階段を上っていくと教会と塔が立ち並ぶ広場に出てきました。
12世紀から14世紀に建てられたものです。
内部は17世紀に大々的に改装されたそうで、ステンドグラスや絵画が飾られています。
↓黒地に金細工が日本の蒔絵のような感じに見えました。
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その25 (サン・ポール・ド・ヴァンス①) [海外@南仏2010]
朝7時ごろのプロムナード・デ・ザングレです。。。
朝食はいつものとおりしっかりと頂きました
ニースに到着した翌日は、現代美術の秀作が揃うマーグ財団美術館があるニースから程近い鷲の巣村のひとつ
サン・ポール・ド・ヴァンスに行きました。コート・ダジュールに数多くある鷲の巣村の中でも特に中世の町並みが
よく保存されている美しい村として有名です。
400番のバスに乗ってニースから約1時間です。それでもバスの料金は1ユーロ。信じられない安さです。
日本だったら絶対に整理券乗車でどんどん料金が跳ね上がっていくことでしょう^^
地図↓ではサン・ポールと書いてあるところです。
サン・ポールというとつい「×××の洗剤・・・・」と思い出してしまいますが、これは年代的なものなんでしょうか(笑)
大きな地図で見る
フランスでもバスはワンマンカーです。ただ、日本のようにバス停に次のバス停の名前が書いていないですし、
車内放送がないので、車内にある路線図とバス停を注意深く見ていないと目的地を通り過ぎてしまいます。
サン・ポール・ド・ヴァンスは観光地なので、他に降りる方もいて無事下りることができました。
サン・ポール・ド・ヴァンスのバス停を下りたところで
もう一つ×××の話題なのですが、バス停の近くの有料×××に入ったところ、なんだか全体的に濡れていて水滴が付いているんですね。
掃除したばっかりなのか・・と思いつつ使ったところ、使用後に探してもレバーが無いんです。押すのも引っ張るのも何も。もうびっくり(@_@)
どうしよーと出て姪っ子に聞いても無い・・・。で、仕方がないので戸を閉めると暫くすると、個室の中から凄い水しぶきの音が。
使用のたびに丸ごとお掃除のようでした。
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その24(ニースへ) [海外@南仏2010]
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その23 (マルセイユ) [海外@南仏2010]
*** 目的の教会 ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バシリカ聖堂は丘の上に建っていました。 国鉄マルセイユ駅から***
紅葉の記事などで暫く中断状態でしたが、南仏旅行の続きです(^^ゞ トップの画像とはかなり違和感がありますが・・・
エクス・アン・プロヴァンスを発つ日の午前中、マルセイユまで足を延ばしてきました。
マルセイユは港町で治安が悪いと聞いていたので二の足を踏んでいたのですが、友人に聞くと、
「そういう所も確かにあるけれども、それはどこも同じで気を付ければ問題ないし、
エクスからは頻繁にバスがでているので気軽に行けるわよ。教会がとっても素敵。」
と教えてくれたので、行ってみたくなりました。
その日は既に、次の目的地であるニースへ向かう午後2時半にエクスを出発するバスのチケットを
買っていたので気になるところでしたが、エクスとマルセイユの間はバスで30分程で、
20分毎くらいに便があるので、なんとか行って帰ってこれそうです。
ただ、問題は荷物。長距離バスターミナルに大きなトランクが入るコインロッカーがあるかどうかわからないので、
取りに戻る時間が掛かってしまいますが、チェックアウトしたホテルに荷物を預けていくことにしました。
エクスからのバスは国鉄のマルセイユ・サン・シャルル駅の裏手のバスターミナルに到着。
帰りのバスの時間をチェックしていざ教会へ。
駅の構内の地図で見ると駅の近くに観光案内所があるはずだったのですが見つからず、
通りすがりの学生さんらしい若い女性に教えて貰った港に近い観光案内所へと急ぎました。
旧港です。すぐ横に魚の市場が出ていました。青いテントは海と青空に合わせているみたいですね。
観光案内所で教会への行き方を聞き、港の前からでているバスに乗り込みました。
バスは港を出るとすぐに急な坂道を上っていきました。
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その22(エクス・アン・プロヴァンス⑤) [海外@南仏2010]
シルヴァカーヌ修道院から戻って来て、ミラボー通り沿いにある名物カフェ「レ・ドゥー・ギャルソン」で休憩。
ここはセザンヌも立ち寄ったカフェだそうです。1792と書いてありますが、きっと1792年に開業したのでしょう。
1792年というとなんとフランス革命の頃、もう200年以上も経っています。
日本では江戸時代ですが、日本風にいえば・・創業1792年の歴史ある老舗というところですね。
Aさんは、(私がフランス語が分からないので(-_-;))日本語に飢えているということにしてくれて私と日本語でおしゃべり、
Aさんの旦那様と姪っ子は姪っ子のフランス語の練習ということでフランス語でおしゃべりでした(笑)
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その21(シルヴァカーヌ修道院) [海外@南仏2010]
午後から前日会ってランチをした職場の元同僚のAさんの旦那様の車に乗せてもらって行った先は
プロヴァンスの三姉妹と呼ばれるシトー派の修道院のひとつ三女にあたるシルヴァカーヌ修道院でした。
三姉妹のうち次女にあたるセナンク修道院の記事はこちらです。
今回の旅行の計画している時にガイドブックを読んでいると必ずと言っていいほどコラム記事ででているのが
このプロヴァンスの三姉妹で、どれも大絶賛の嵐なのです。これは行ってみるしかありません。
ただ、もともと俗世間とは離れた場所に建てられた修道院なので、現在でも交通の便がいいとは言えない場所で
三姉妹のうちここシルヴァカーヌの修道院だけは公共の交通機関を利用してたどり着けるところにあるので
何としてでも行きたいところでした。
調べてみると、エクスから出ているバスは1日10便程で、約50分、バス停から約15分というところですので
1日かけて行くつもりだったのです。
ところが、Aさんの旦那様のおかげで思う存分見学しても2時間半程で往復することができました。
時間が限られている旅行者にとっては本当に助かりました。
場所はこちらです。↓
***追記**
シルヴァカーヌ修道院はラ・ロック・ダンテロンという町のはずれにあります。
バスを利用する場合はエクスからラ・ロック・ダンテロン行のバスに乗ります。
この修道院は教会の部分は12世紀、そのほかの部分は13世紀に建てられました。
入り口を入ると、聖堂はひんやりとした空気に包まれていました。装飾はほとんどありません。
正面の薔薇窓位しかありません。しかし、そこから差し込む光と影が美しさを醸し出しています。
修道士たちが自らの手で岩を切り出して積み上げ建築したものです。
今まで見てきた教会の回廊と比べるとあまりにも素朴で質素です。そこがシトー派の拘りなのでしょう。
その中に美しさが感じられます。
回廊に腰かけて少年たちは何を語り合っていたのでしょうか。
修道院の回廊は世俗から離れた修道士たちにとって外界と接することができる唯一の場所。
特別な場所であったことでしょう。
簡素さかがかえって印象的なレリーフ。
大寝室。修道士たちはここで着の身着のまま、板やわらを敷いて寝たそうです。
裏庭です。
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その20(エクス・アン・プロヴァンス④) [海外@南仏2010]
朝焼けの東の空です。教会の鐘(たぶん見学したサン・ソヴール教会)の音も聞こえてきました。
日中は太陽の強い日差しが照りつけて気温も35度位になるのですが、朝晩は上着がないと寒いほどでした。
少し肌寒かったですが朝食は外で頂きました。パンが美味しいのでついつい食べ過ぎに^^
パンのお皿に載っている「nutella」は、姪っ子が教えてくれたフランスで今大人気という
チョコとヘーゼルナッツが混ぜ合わさったスプレッドです。味は・・・結構濃厚です。
もちろん味は全く違うのですが、小学校の頃の給食で出ていたチョコマーガリンを思い出してしまいました
食事を終える頃にはすっかりと晴れ上がっていました。 気持ちのよい青空です。
左の筒状のものは日除けで、日中には屋根のように広げられています。
エクス・アン・プロヴァンスで宿泊したホテルはこちらです。
温泉施設とリラクゼーションがウリのホテルでしたが、外に出てばかりで残念ながら利用せずでした
室内はスッキリとモダンな感じで、ここのホテルもバスとトイレが別だったので使い勝手が◎写している自分が鏡に(^^ゞ
トランクを広げられるスペースが十分にありましたし、お値段的にも納得のホテルでした。
この日の予定は、ある場所にバスの本数が少ないので1日掛けて出かける予定だったのですが、
前日友人に会った時に、そこなら車だったら20分位で行けるし、旦那様が午前中用事があって休暇を取って
いるから、もしよければ午後から車でどう?と誘ってくれたので、お言葉に甘えてちゃかりお世話になることに^^
というわけで、午前中はポッカリと予定が空いたので、市内をぶらつきながらお土産などを買い、
姪っ子が大好きなジャコメッティの作品があるというグラネ美術館に行くことにしました。
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その19(エクス・アン・プロヴァンス③) [海外@南仏2010]
エクス・アン・プロヴァンスを語る上で忘れることができないのが、画家のセザンヌです。
セザンヌはエクスで生まれ、その生涯をこの地で終えました。
セザンヌが自ら設計し、晩年に使ったアトリエがはそのままの状態で残されているというので、
サン・ソヴール大聖堂を見学した後訪れました。旧市街から北の方へ坂道を登っていきます。
セザンヌがこのアトリエを建てた頃の写真を見ると、当時は周辺にアトリエ以外に目ぼしい建物はなかったのですが、
今ではすっかり住宅街となっています。約15分程で到着です。
アトリエの入り口ではがお休み中
内部は撮影禁止だったため、残念ながら画像はありません。
アトリエは自分で設計しただけあって、大きな絵でも2階にあるアトリエから直接外に出せるようにと
天井から床までの細長い戸が部屋の隅に設えてありました。
庭は木々が生い茂り、散策できるようになっています。
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その18 (エクス・アン・プロヴァンス②) [海外@南仏2010]
Aさんは私の勤め先の元同僚で結婚して現在エクス・アン・プロヴァンスに住んでいます。
Aさんがいることも今回南仏を旅行しようと思ったきっかけのひとつでした。
はっきりと把握していませんでした
ホテルのロビーで待ち合わせることにし、待っているとAさんがやって来て、再会です。
エクスの街を散策しながらレストランへと向かいました。
その日は月曜日だったのですが、エクスでは月曜日がお休みのレストランが多いそうで、
レストランを選ぶのに苦労したみたいでした。アビニョンでは日曜日がお休みのところが多かったので、
フランスでは日曜日、月曜日は要注意です!
プロヴァンス~コート・ダジュールでヴァカンス その17 (エクス・アン・プロヴァンス①) [海外@南仏2010]
アヴィニョンに3泊した後、次の目的地であるエクス・アン・プロヴァンス(エクス)に移動しました。
ホームで待っていると、私はもちろんチンプンカンプンでしたが^^、姪っ子が、私たちが乗る予定のTGVが
遅れて到着するとのアナウンスがあったと教えてくれました。
連絡バスに乗ります。今回の旅行のTGVのチケットは姪っ子がすべて取ってくれたのですが、
エクス行きのチケットは連絡バス付きのチケットで購入時にバスの時間の予約も済ませていたのです
ホームをあっち行ったりこっちへ行ったり、そのおかげで次のTGVに乗ることができました。
全席指定なのでどうなることかと思いましたが、当然ですよね。融通が利いてよかったです
ところが、エクスにはバスの発車予定時刻の少し前に到着したものの、
連絡バスの乗り場の表示が分かりにくくて、最初なんと逆方向のバス停に行ってしまったのです
振出しに戻りやっと正しいバス停を見つけてたどり着いた時には、既にバスの発車時間を過ぎてしまっていました。
にもかかわらずバスが停まっているではいるではないですか。ラッキー!と思ったら、乗客は私達だけでした(笑)
そんなこんなでようやく町に着いたものの、ホテルに行くまでのバスでもうひと波乱。
バスの路線図をみるとバス停はあるのに、そこに行くバスが全くないのです・・。
一体どういうことなのか???、後で気付いたのですがホテルに面している道路が一方通行で、
私たちが思っていた方向のバスの運行がなかったのです。
取り敢えず乗ったバスの親切な運転手さんのおかげで無事ホテルに到着することができました。。
かつてはエクスも城壁に囲まれた町だったそうですが、その名残はほとんどなく、わずかに残っている程度です↑