ウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘密展 [美術鑑賞]
昨年、中欧旅行に出かけた時にmayuさんから「ウィーンでは美術史美術館は必見よ、是非寄ってきて!」と
アドバイスがあり楽しみにしていたのですが、ウィーンの滞在が丁度休館日に当たってしまい涙を呑み、
ウィーン再訪を心に誓った私でした。
ところが、嬉しいことに美術史美術館の方が日本にやってきてくれました(^_^)v
もちろん全部ではないのですが、7月の初めから9月中旬まで六本木にある国立新美術館で
もちろん全部ではないのですが、7月の初めから9月中旬まで六本木にある国立新美術館で
「ウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘密展」が開催されていて、約2ヶ月に1回の土曜出勤当番だった
23日の午後、寄り道をしてきました。
国立新美術館の設計は黒川紀章さんです。
初めて足を踏み入れたので、携帯で一応記念撮影。地下1階から3階まで吹き抜けの凄~く広い空間、
国立新美術館の設計は黒川紀章さんです。
初めて足を踏み入れたので、携帯で一応記念撮影。地下1階から3階まで吹き抜けの凄~く広い空間、
2階、3階のカフェ、レストランは下から見ると宇宙ステーションような感じ見えました。
レストランやカフェはそれぞれの階ごとにあって、本格的なフランス料理から気楽に食べられるところまで
揃っています。私は簡単に1Fのカフェでサンドウィッチと季節限定のマンゴーラテでまずは腹ごしらえです。
ただ、後から見学して失敗した!と思ったのですが、2階のカフェの方がお値段はほんの少しばかり高いですが、
ゆっくりできそうです。次回行く機会があったら試してみますねっ。
ただ、後から見学して失敗した!と思ったのですが、2階のカフェの方がお値段はほんの少しばかり高いですが、
ゆっくりできそうです。次回行く機会があったら試してみますねっ。
展覧会の入り口にはウィーン美術史美術館の内部らしい写真がど~んと飾ってありました。
歴史を感じさせる重厚な感じで、やはり本物に行きたいという気持ちが募ります。
絵を鑑賞することは好きなのですが、芸術に対する理解力が非常に乏しいので
イヤホンガイドを借りて鑑賞しました。
静物画は果物、魚や花、食器や調度品、楽器などを主題に描かれたもので、17世紀ごろに
静物画は果物、魚や花、食器や調度品、楽器などを主題に描かれたもので、17世紀ごろに
フランドル地方で確立。実物大のあたかも本物がそこにあって手に触れられるように見える絵画は
トロンプ・ルイユ(フランス語で目を騙す、本物と見間違う、正確に描くという意味)と呼ばれ、
当時そのような絵を部屋に飾ることが流行っていたそうです。
絵画に描かれた人物の仕草から更に深い意味が隠されていたり、子供が口で膨らましていた
風船のようなものは実は牛の臓物だったとか、人気だった斑模様のチューリップは実は球根の病気に
よるものだったとか、また静物の一つ一つには意味があって例えばドクロ、時計、楽器は
虚栄(ヴァニタス)つまり現世の虚しさ、生のはかなさを表すものとして描かれていることとか、
更に描かれている狩の獲物や狩猟の用具から身分がわかる等など絵画から当時の生活を
垣間見ることができたのはとても興味深いものでした。
こういう点が今回の展覧会のタイトルにもある「静物画の秘密」だったような気がします。
今回特別出品となるベラスケスの「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」は展示の方法も
今回特別出品となるベラスケスの「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」は展示の方法も
特別扱いとなっていて、やはり一番人気の絵で、人だかりができていました。
マルガリータ王女はスペインのハプスブルグ家の王女なのになぜウィーンの美術館が肖像画を
所蔵しているのか?
所蔵しているのか?
マルガリータ王女は母方の叔父であり、父方の従兄のオーストリアのハプスブルグ家の
レオポルト1世と幼い頃に婚約していて、その成長を知らせる目的で王女の肖像画が
レオポルト1世と幼い頃に婚約していて、その成長を知らせる目的で王女の肖像画が
スペインの宮廷画家であるベラスケスによって描かれ、ウィーンに送られていたからということでした。
今回展示されていたものは全部で75点で、静物画を更に、1.市場・台所・虚栄、2.狩猟・果実・花、
今回展示されていたものは全部で75点で、静物画を更に、1.市場・台所・虚栄、2.狩猟・果実・花、
3.宗教・季節・自然、4.風俗・肖像に分類してバランスよく展示されていたので解りやすい、
構成だったと思います。
(2008年8月23日)
国立新美術館 素敵な建物ですね!
最初写真を見たときは ウィーンの続きかと間違いました。(^^ゞ
美術には疎いんですが パンフの絵は何処かで見たことあります。(笑)
by ネイル (2008-08-26 11:16)
すごい建物ですね。
各階にカフェやレストランがあるのも魅力的♡
私、美術のことはわからなくても、
美術館は好きなんです。
by wine (2008-08-26 14:05)
♪xml_xsl さん
nice! ありがとうございます。
♪Appledesuさん
nice! ありがとうございます。
♪miopapaさん
nice! ありがとうございます。
by kuwachan (2008-08-27 01:05)
♪ネイルさん
新美術館というだけあって、斬新なデザインですよね。
何かをイメージして創られたのかどうかはわかりませんが
曲線が波のように見えます。
パンフの絵は3歳の時で、スペインのプラド美術館にある
「女官たち」と名づけられた5歳の時の絵が一番有名らしいです。
by kuwachan (2008-08-27 01:24)
♪wineさん
最近素敵な美術館があちこちにできています。
この国立新美術館の近くにも、確か同じ頃だったでしょうか
サントリー美術館ができたのですが、まだ行っていません。
今度探訪してきますね。
by kuwachan (2008-08-27 01:30)
♪ゼイバーズさん
nice! ありがとうございます。
♪yukitanさん
nice! ありがとうございます。
by kuwachan (2008-08-27 01:32)
こんにちは♪
わは~ほんとに 向こうからやってきてくれたのね(笑)
マルゲリータちゃんも来たのね!
私が強くおススメしたのには、実はこのマルゲリータ王女の3点セットを見て欲しかったのも大きな理由です。
>その成長を知らせる目的で
そうそう、そうなの。たしか↑この絵が一番最初で
次は5歳くらい、その次は8歳くらい…と
だんだん成長している美少女の様子が見てとれるのよ~
3枚の絵が でぇ~んと並んでいるのが壮観なのです。
参考までに↓
http://pinkchiffon.web.infoseek.co.jp/Margarita.htm
今度はぜひ本場で3点セットのリベンジしてね~
by まゆ (2008-08-28 11:50)
♪ラナさん
nice!ありがとうございます。
by kuwachan (2008-08-29 07:56)
♪まゆさん
おはよう~♪
参考ありがとう。
>3枚の絵が でぇ~んと並んでいるのが壮観なのです。
わぉ!3枚並んでいるの、それは凄いわ!
本場で3枚揃っている時にぜひ鑑賞したいです。
でもこのように日本やどこか他の国に貸し出されていたら痛いよね・・(笑)
名画は引っ張り凧だから。
by kuwachan (2008-08-29 08:13)