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2008ドイツ②~ロマンティック街道Ⅰ [Overseas]

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昼食の後、バスでロマンティック街道の出発点であり、次の宿泊地であるヴュルツブルクへと向けて出発。
アウトバーンを快適に走っていきます。バスの車窓の景色です。

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           茶色っぽいのは小麦です。                               そしてこちらはブドウ畑です。

マリエンベルクの要塞が見えてきましたが、開館時間の関係で先に世界遺産であるレジデンツ↑(最初の画像)の
見学に行きます。
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マリエンベルクの要塞はヴュルツブルクの町を治める領主司教の住居として利用されて
いましたが、ヨハン フィリップ フランツ・シェーンボルンが領主司教として着任した時に、
町から遠く古いということで、新しい領主司教の住居として「レジデンツ」の建設を計画し
建て始めました。
ドイツ・バロック様式の最高傑作と言われ、ユネスコの世界遺産となっています。
基本設計は宮廷御用達の建築家のバルタザー・ノイマンを中心に、
当時の有名建築家が大勢参加したそうです。

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全貌はこちら↓です。合成写真なのでちょいと歪んでいますが(^^ゞ
なんか見たことがある建物ですよね。参照
ベルサイユ宮殿とかシェーンブルン宮殿の宮殿建築の延長上にあるものといわれています。

レジデンツ-2.jpg


中央部分奥まっているところが玄関ホールで、そこから階段を上ると、丁度中間地点折り返しのところが
踊り場となっていて、後ろを振り向くと柱の一本もない階段ホールとその半球天井には
ジョヴァンニ バティスタ・ティエポロによって描かれた4大大陸(アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア)を
テーマとしたその当時最大のフレスコ画を見ることができます。フレスコ画は色褪せがなく
当時の色のままだそうです。ヨーロッパの部分に自分と息子の姿や設計者ノイマンの姿もあります。

内部は撮影禁止のため私の撮った画像はありませんが、こちらこちらで内部の様子が少しご覧になれます。

ヴュルツブルクの町は第二次世界大戦の時に空襲に見舞われ、レジデンツも大きな被害を受けました。
しかしながら、ノイマンが設計した部屋とティエポロのフレスコ画がある本館だけは難を逃れ、
ノイマンが周囲の反対を押し切って他に例を見ない丸天井技術を取り入れてくれたおかげだといわれています。
内部の調度品は事前に疎開をしていて助かったそうです。

階段を上り詰めたところにあるのが漆喰製作者のアントニオ・ボスィがひとりで製作した白の間で、
立体的な漆喰は素晴らしいの一言です。白一色で見事な陰影をかもし出しています。
あのマリア・テレジアがヴュルツブルクを訪問するというので、短期間で仕上げなければならず、
その作業が余りにもハードだったため、完成後、製作者のボスィは精神に異常をきたしてしまったと
いわれています。
(↑確かガイドさんがそう話していたと記憶しているのですが・・・・あるちゃん入ってます^_^;)

その隣にあるのが皇帝ホール(ここの天井にもティエポロが描いたフレスコ画があるらしい)で、
現在修復中でした。足場が組まれ覆いがかぶさっている状態。完了はいつなんでしょう?
皇帝ホールにある扉の向こうに続く南側の皇帝の間(控の間、謁見の間、鏡の間、ヴェニスの間、
その裏側の召使の間および通路)は、ガイド付き見学ツアーの人だけが入室を許されていて、
私たちのツアーに付いてきてしまった???日本人の方は気の毒でしたが
係員に締め出されてしまいました。
特に謁見の間、鏡の間、ヴェニスの間は豪華絢爛たるもので、ツアーでよかった~(^_^)v
召使が表に出なくても仕事ができるようにに工夫されていました。

宮殿内には教会や広大な庭園もあるのですが、今回は見学時間がなく残念無念[もうやだ~(悲しい顔)]


レジデンツを後にして、徒歩で旧市街へ。
ジレデンツから街の方向を眺める.jpg

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聖キリアン大聖堂
この地で殉教した聖人キリアンにちなんで名付けられた教会
ここも戦争で破壊され、戦後復興されました。
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市内にはトラムが走っていました。

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           旧市庁舎                                 聖キリアン大聖堂      
マイン川にかかるアルテ・マイン橋
プラハのカレル橋とは姉妹橋となっているそうです→
カレル橋
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マリエンベルクの要塞が見えます。
IMG_0592.JPG


 

ヴュルツブルクまだ続きます・・・。


(2008年7月13日午後)


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コメント 11

ひろころ

あ、やっぱり。
カレル橋に似てるなぁ、と思ってしばし眺めてました(^^*)
旧市街の雰囲気もどことなく、プラハを彷彿とさせますね。
ステキな街並み。いいなぁ☆
ドイツはまだ行ったことが無いのですが、いつか行こうと思ってます(._.)φ
by ひろころ (2008-09-05 09:00) 

ネイル

個人旅行も時間に制限されず ゆっくり見学できていいけど
日本語で説明が聞けて 一般の観光客が入れない所に入れたりして
ツアーには ツアーの良さがありますよね!
私も 後ろから付いて行って 聞き耳立てたことあります。(笑)
by ネイル (2008-09-05 10:53) 

wine

ガイドさんがいないと入れないこともあるんですね。

ロマンティックな町並みですね。
何回もみちゃいました。
by wine (2008-09-05 16:00) 

yukitan

ドイツは西と東の建物の印象が、がらっと違っていたのが興味深かったです。
by yukitan (2008-09-05 18:54) 

kuwachan

♪xml_xslさん

いつもnice!ありがとうございます。


♪ひろころさん

そう、似てるでしょ。
聖人の銅像が建っているところでそう思いますよね。
ただ、街も橋もプラハに比べると、こちらの方がこぢんまりとした感じです。
私もドイツは今回が初めてでした。



by kuwachan (2008-09-05 23:57) 

kuwachan

♪ネイルさん

そうですね。それぞれ一長一短があってどっちがというのは難しいです。
ガイド付で鑑賞するとやっぱりなるほどって思いますよ。
次回行く機会があったら、今度は個人旅行で訪れて、庭園をゆっくりと
散策したいと思います。

>私も 後ろから付いて行って 聞き耳立てたことあります。(笑)
もちろん私もやったことありますよ。丁度そのあたりにいた振りをしてね。
人数が多ければバレないんじゃないかな(笑)
by kuwachan (2008-09-06 06:37) 

kuwachan

♪miopapaさん

nice! ありがとうございます。

by kuwachan (2008-09-06 06:39) 

kuwachan

♪wineさん

そうなんです。
ガイド付のみOKで後ろには係員の人が付いていました。

ヴュルツブルクの街は戦災にあって、戦後また同じように
街並みを復興したそうです。
ですので、今でも歴史ある美しい街を満喫することができました。
by kuwachan (2008-09-06 06:55) 

kuwachan

♪yukitanさん

今回の移動は南北だったので感じませんでしたが、
東西だと随分違うのですね。
そう言えば、yukitanさんのところでご紹介があったドレスデンは
もっと重厚な建物が多かったですね。
by kuwachan (2008-09-06 07:01) 

茶々

こんばんは。

ウン十年前、はじめての海外旅行に選んだのがドイツ・ロマンチック街道ででした。
旅の間にメモっていたノートは紛失し、記憶はあちらの方へ・・・・・
写真拝見しても思い出せない (T T) 
私は本当に行ったのだろうか? (爆)

ドイツ料理は不味いとの評判に反して、私には素材を生かした
素朴な味がグゥでした。
あの旅いらい、ドイツパンのファンになったのでした。


by 茶々 (2008-09-07 19:22) 

kuwachan

♪茶々さん

こんにちは。

>写真拝見しても思い出せない (T T)
結構人間の記憶って曖昧なんですよね。
行ったつもりが実は写真で見ただけだったとか・・(笑)
これから出てくる写真にきっと見覚えがあると思いますので
また、暫くしてから覗いて下さい。

ドイツパン美味しいですよね。
朝食のバイキングでついつい食べ過ぎていました(*^_^*)
by kuwachan (2008-09-08 12:53) 

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