ブルゴーニュ ロマネスクの旅 XⅨ（ソーリュー③） [海外＠ブルゴーニュ2011]
新約聖書 マタイによる福音書第2章 「エジプト逃避」
レストランで昼食を取りながら、教会の再開を待ちわびていた私たちは開門と同時に再び教会の中へと入りました。
午前中ももちろん見ていたのですが、もう一度じっくりとお目当ての柱頭の彫刻を見学しました。
ヴェズレーに比べると低い位置にあり、教会の中も明るかったので、こちらの方が写真は綺麗に撮れました。
馬の下の車輪のようなものは、漫画でよくあるように、急いで走っている様子を表したものだそうです。
この場面は教会の祭壇の木の彫刻にもありましたが、絵画でもよく描かれている題材です。
見れば見るほど細かいところまで丁寧に彫られていて素晴らしい作品です。
ロマネスクの彫刻の見応えのある作品が柱頭に施されていました。
バラム：メソポタミアの預言者；モアブの王Balak（バラク）の依頼でイスラエルの民をのろいに出かけたが,
乗ったロバの戒めで彼らによき預言を告げた〈《聖書》民数記22-24〉
キリストの誘惑：キリストが40日間の断食を終え、空腹を感じていた時にイエスの前に悪魔（左）が現れ
「神の子であるならば、石をパンに変えてみよと」そそのかした。しかし、イエスは旧約聖書の言葉を引用して
「人はパンだけで生きるものではない」と言って退けた、という場面のようです。↑↓
サギタリウス（いて座）・・・ケンタウルス族（半人半馬）の怪人ケイロンが弓を引いてさそりを狙っている姿
植物がモチーフと思われるものもとっても細かい彫刻がなされていました。
ユダの首吊り 目がとてもリアルな感じがします。
中央はキリストと思われます
高い位置にあったもので見難いですが・・・・。
姪っ子がこの教会の管理人のおじさんと色々話しをしていたからだと思いますが、私たちが帰ろうとしていた時、
呼び止めてくれ、特別な部屋（といっても教会の裏のような部分だったのですが）を見せてくれました。
この扉の周りの石の部分です。
何やら書いてありましたが、サッパリです。
この教会の一番古い部分で、この石のカットの仕方が珍しいものだそうです。
（2011年5月24日）
kuwachan さん
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わお、久々の一番乗りだ♪
首吊りの目、キャーなーんて。(>_<)
by ぷーちゃん (2011-09-27 22:58)
目がすべて穴なのでちょっと漫画チックに見えてしまうんです。
by コンブ (2011-09-28 05:46)
皆顔が大きくて３～４等身なので荘厳さとかは全く感じませんね。
そういう狙いなんでしょうか？
あと、一部の金で装飾されたものは後世に修復されたもの？妙に違和感がありますね。
by 雅 (2011-09-28 06:52)
素晴らしい彫刻ですね。。。
有名な話や場面だけではないでしょうから
それぞれの意味や謂れを聞いてみたいものです（＾ｗ＾）
by rtfk (2011-09-28 06:53)
柱の一つ一つに物語の場面が彫られていて、ほんとに気が遠くなるような造作ですね。
一つ一つ見ていても飽きませんね(^_^)
by ameya (2011-09-28 07:21)
この柱の彫刻だけでもすごい見ごたえがありますね。種類も造作も豊富で興味深いです。細かいところまで丁寧に写真に撮られて鑑賞スタイルが雑な私と違うなあと感心して拝見しました。いい旅なさってるなあと。
by yuzuhane (2011-09-28 09:28)
彫像の物語がわかると、また、観賞の深さが、違ってきますね。
by テリー (2011-09-28 10:36)
彫りながら失敗とかなかったのですかね～
by hrd (2011-09-28 10:49)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントありがとうございます。
by kuwachan (2011-09-28 12:56)
♪ぷーちゃんさん
一番乗りありがとうございます☆
なんとも言えない凄い目していますよね～^^
by kuwachan (2011-09-28 12:56)
♪コンブさん
彫刻は昔の漫画のようなものだったのかも？です
ステンドグラスもそうですが、昔は字が読めない人が多かったので
聖書を理解して貰うためにという目的もあったと思います。
by kuwachan (2011-09-28 12:59)
♪雅さん
狙いがあったかどうかはわかりませんが大きさは限られていますからね。
ヴェズレーの柱頭彫刻も修道士たちの想像力を掻き立てる様なものもあって
荘厳さだけではなかったですね。そこが面白いところです。
金色のは確かバロック様式で、16～17世紀頃に造られたもののようです。
by kuwachan (2011-09-28 13:08)
♪rtfkさん
11～12世紀頃に造られたものです。
のっぺりしているようで表情があるところが凄いです。
全体的にはもちろんテーマあって、
ひとつひとつの部分にも意味があるようです。
それがわかるとより一層面白くなりますよね(^^ゞ
by kuwachan (2011-09-28 13:08)
♪ameyaさん
どうやって彫ったのか考えただけで凄いなぁ～と思います。
もちろんシリアスな場面もあるのですが、ユニークさもあり
残酷さも持ち合わせているところが、興味深いところです。
だから・・午前も午後も見学してしまったのです^^;
by kuwachan (2011-09-28 13:09)
♪yuzuhaneさん
ここの教会は小さいところで作品の数は少ないですが
それでかえってじっくり見学できたのだと思います。
お恥ずかしいことに、私の鑑賞は大雑把なんですよ～（笑）
鑑賞した後に姪っ子から「・・・だったよね？」と言われて
言葉に詰ることがしばしばなんです（冷汗）
姪っ子のおかげでいい旅をさせて貰っています。
by kuwachan (2011-09-28 13:10)
♪テリーさん
はい、物語がわかると全然違います。
やっぱり知らないものよりもじっくり見てしまいますね。
by kuwachan (2011-09-28 13:10)
♪hrdさん
そうですよね～。
私のような粗忽者ではこの仕事は勤まりませんね。
人間ですから失敗はあったと思います。
でも技術のある人は失敗してもそれを補う術（すべ）を
持っていたのではないでしょうか？
by kuwachan (2011-09-28 13:11)
素晴らしい芸術品ですね。
by YUKIE_CHEF (2011-09-28 20:28)
まるでミュージアムですね。
by Jetstream777 (2011-09-28 20:42)
どうもブルゴーニュという文字を見ると
ワインが浮かんじゃうんですよね・・・・(￣ー￣; ヒヤリ
by こうちゃん (2011-09-28 23:46)
柱頭の彫刻の馬さん、かわいいですね♪＾＾
by miyoko (2011-09-29 03:02)
♪YUKIE_CHEFさん
ロマネスクの独特の柱頭彫刻の作品、
何度見ても素晴らしいなと思います。
by kuwachan (2011-09-29 13:10)
♪Jetstream777さん
入り口のタンパン、柱頭彫刻、ステンドクラス、木彫りと
まさに教会がミュージアムですね☆
by kuwachan (2011-09-29 13:11)
♪こうちゃん
実は私もそうかも～（笑）
ブルゴーニュワイン大好きです☆
by kuwachan (2011-09-29 13:11)
♪miyokoさん
私も可愛らしいなと思いました。
置物としておいておきたい感じです。
ただ、ロバらしいのです^^;
ロバと馬の区別が付きません(>_<)
by kuwachan (2011-09-29 13:12)
表情豊かで、見ていて飽きない彫刻ですね。
家にほしいって、やっぱり思っちゃう！(笑)
by リュカ (2011-09-29 21:45)
♪リュカさん
ヴェズレーのものよりもここの彫刻の方が
表情が可愛らしい感じがしました。飾るにはいいかもしれませんね。
家の柱か壁にに埋め込みますか？（笑）
by kuwachan (2011-09-29 23:25)
kuwachanさま
はじめまして。
nice, コメント、ありがとうございました。
「きゅうりの佃煮」、美味しいですよ～！(^.^)
昔の建造物は、手が込んでて素晴らしいですよね！
時間をかけて、手作業で造られたのでしょうね。
偶然、立ち寄らせていただき、目の保養になりました。
ありがとうございました。m(_ _)m
by あゆさこ (2011-09-30 05:03)
♪あゆさこさん
こんばんは。
再訪ありがとうございます。
そうですね。
昔は今のような重機がありませんから
それは大変だったことでしょう。
人間の知恵と能力には驚かされます。
またよろしければ遊びにいらしてくださいね。
by kuwachan (2011-09-30 23:58)
繊細な彫刻で見応えありますね♪
みんな愛嬌たっぷりで可愛い！！(^_^)
建築や彫刻等、このあたりのジャンルはと～っても弱いので、
今度、いろいろ本を読み漁ってみます。
せめて基礎の基礎位は知識として入れておこうと思います。。。(^_^;)
by りゅう (2011-10-02 18:55)
♪りゅうさん
同じような顔なのに表情が豊かで可愛らしいでしょ。
見れば見るほど細かいところまで彫られていて凄いです。
＞いろいろ本を読み漁って・・・
そこがりゅうさんらしいところですね。
私も一応行く前にはちょこっと事前調べをするのですが
ピンポイントしか調べないから・・・（冷汗）
by kuwachan (2011-10-02 21:32)