*書院(桂棚はこの書院の中に実際にありました) 修学院離宮に続き、今回は桂離宮のご紹介です。
桂離宮は、後陽成天皇の弟君の智仁親王が創められた八条宮家の桂川のほとりに建てられた別荘で、
智仁親王及びその子供である智忠親王の親子2代に渡る造園により完成されました。
をご参照下さい。
1994年修学院離宮を参観した翌日に桂離宮も参観したのですが、平安遷都1200年を記念してその年の
4月と11月に参観した人のみ書院の内部の参観が許可され、なんと私もその恩恵に与りました(^_^)v
もちろん最初で最後のことだと思います。お庭はもともと書院の中から座って眺めるように設計されている
ものなので、実際に書院の中からから庭を眺めることができ、本当にラッキーでした。
欄間の柄や襖の取っ手(?・・・引くところです)の柄を合わせているところや、襖の色はお部屋を使う人の
地位によって違っていましたし、襖の模様などの細かなところまで直接見ることができ、感激もひとしおでした。
ただ、残念ながら書院から外の風景、部屋の中の写真撮影は許されませんでした。
1999年の春にも桂離宮を参観しましたが、その時は当然のことですが、お庭からだけの参観でした。
今回記事にするために春の写真もと探したのですが、なぜかその日だけぽっかりと写真が無く(>_<)
あれこれと思い出してみたのですが、雨がかなり降っていたためではないかと思います。
ということで、秋の写真だけですがご紹介します。
先日、某公共放送で丁度桂離宮の特集をしていたのですが、智仁親王、智忠親王親子2代にわたり
修学院離宮を造営した後水尾上皇をお迎えするため、柱1本、襖の模様や色等、細部にこだわりを持って
建てられたことを、実際に昭和の大修理を行なった人たちの証言により、大変分かりやすく説明していました。
書院そして庭園は日本国内に留まらず世界の名だたる建築家によって絶賛されています。
天橋立
手前の橋が天橋立でその向こうに見える燈篭がキリシタン燈篭
月波楼から紅葉山を見る
参観の申し込みについては前回ご紹介しましたが、参観の方法についてお話します。
参観の時間が決まっているので必ず集合時間に遅れないように行かなければなりません。
遅れると参観することができませんのでご注意ください。自分勝手な行動は許されず、
20人位のグループに案内人として宮内庁の方が1人付いて説明して下さいます。
(説明して下さるとやはり分かりやすいですが、同じ場所でも説明の人によって随分違います)
後ろには皇宮警察の方が必ず付き、あまりゆっくりしていると参観を促されます。
見学は大体1時間弱位だったでしょうか。修学院離宮が3つ(修学院、桂離宮、仙洞御所)の中では
高低差もあって一番歩く距離も時間も長いかったです。
いろいろと制約があって鬱陶しいと感じることもあるかもしれませんが、参観する価値は充分あります。←断言!
嬉しいことに参観は当然といったら当然かもしれませんが「無料」ですので、手続きが必要で少し面倒ですが、
是非お試しあれ!です。京都の神社仏閣の拝観料は結構掛りますので、その点でもオススメの場所です。
参観後に一休みする場所としては、桂離宮の門をでて生垣を右手に、桂川を左手に見ながら歩いていくと
広い道路(142号線、八条通)にでます。その道路を渡ったところに和菓子屋さんの中村軒があります。
お菓子がお上品でとっても美味しかったです(*^_^*)
御菓子司 中村軒
で・・・・・記事とは全く関係ないのですが、明日から日曜日まで
今シーズン初めての冬のリフレッシュに行ってきま~す(^^)/
2009-01-22 23:25
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桂離宮、当時の別荘は随分と
贅沢だったのですね。
by こうちゃん (2009-01-23 00:10)
桂離宮、名前だけしか知りませんでした。
でも“書院の中からから庭を…”いい体験されましたね。
“冬のリフレッシュ”行ってらっしゃーい。
気をつけて。
by emu310 (2009-01-23 00:43)
おぅー、羨ましい。
書院の内部から拝見されたとは。
桂離宮は拝観しましたが、修学院が未だなので、高低差があると聞くたび、足腰のたつうちに、と焦っております。
ところで、襖は取っ手ではなく"ひきて"と言うのかなっと。
月の意匠だったり、松葉だったり、おっしゃれですよね。
中村軒の栗赤飯がおすすめです。
ただし、期間限定なので秋までお預けです。
機会がございましたら、ご賞味あれ。
by 茶々 (2009-01-23 14:19)
皆さん、こんばんは~。
ただいま戻りました。
お返事遅くなってすみませんでしたm(__)m
♪こうちゃんさん
そうですよね。本当に。
贅沢の限りを尽くしていますから。
でも、そのおかげで今楽しませて貰えます(*^_^*)
by kuwachan (2009-01-25 23:27)
♪xml_xslさん
nice! ありがとうございます。
by kuwachan (2009-01-25 23:27)
♪emu310 さん
はい、貴重な体験でした。
大袈裟ですが、一生無いと思います。
by kuwachan (2009-01-25 23:28)
♪デザイン屋さん
♪やまがたんさん
♪takemovies さん
♪shin さん
nice! ありがとうございます。
by kuwachan (2009-01-25 23:28)
♪茶々さん
桂離宮の内部を見られたのはまさに偶然でした。
当日参観の前に告げられていや驚きました。
その時両親も一緒で大喜びでした。
修学院、高低差があるといっても山登り程では
ありませんのでどうぞご安心を。(丘位でしょうか?)
>襖は取っ手ではなく"ひきて"と言うのかなっと
さすが、茶々さんです。ありがとうございます。
「取っ手」じゃおかしいな?と思って、ネットで
ちょろっと調べたのですが、調べ方が悪かったのか
「取っ手」って書いてあって、やっぱりそうでしたか。
中村軒の貴重な情報もありがとうございます。
これでまた行きたくなりました~^^
by kuwachan (2009-01-25 23:30)
♪甘党大王さん
♪ルビーさん
nice! ありがとうございます。
by kuwachan (2009-01-25 23:30)