プロヴァンス～コート・ダジュールでヴァカンス その８ （ドーデの風車小屋とゴッホの跳ね橋）

レ・ボー・ド・プロヴァンスからアルルに行く途中、フォンヴィエイユの丘の上にある風車小屋に立ち寄りました。 

フォンヴィエイユは、アルフォンス・ドーデが書いた短編集「風車小屋だより」（内容はプロヴァンス人の生活の
悲喜こもごもを描いたもの）で有名になった村です。因みに、この風車小屋は小麦挽き使われていたものです。
フランスでこの短編集が発行されたのは１８６９年で、日本語訳は１９３２年（昭和７年ですね）発行され
一昔前までは、プロヴァンスと言えばこの本といわれるほどだったそうです。

 

旅行の前にピーター・メイルの「南仏プロヴァンスの12か月」は読んだのですが、この本は読んでおらず、
読んでいればこの風景を見てまた違った印象を受けたのではないかと思うと残念でなりません。

丘からの眺めはプロヴァンスらしいのでしょうね。たぶんドーデが描いた当時とほとんど変わっていないのでは
ないかと思われるような長閑な風景でした。

この短編集にはビゼーの曲で有名な戯曲の原作小説となった「アルルの女」も含まれているそうで、
ビゼーは知っていましたが、原作の小説のことは今回初めて知りました^^;

 

風車小屋からアルルの町へ行く前に、アルルの町から少し離れたところにあるゴッホの跳ね橋へと向かいました。

跳ね橋はアルルへ行くなら、一応抑えてておきたい場所ですね。途中も長閑な田園風景が広がっていました。

ゴッホの跳ね橋といっても、実際のモデルとなった橋は既に現存しておらず、場所を変えて復元されたものです。

時代や場所が違うので全く同じ景観を求めるのは難しいですが、なんとなく雰囲気は感じられました。
観光スポットになっているので、ゴッホの絵の看板がありました。　比べてみていかがですか？

(2010年8月21日）

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＊＊＊おまけ＊＊＊

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、秋分の日をさかいにすっかり秋らしくなりました。
今年の夏は連日猛暑続きで、９月になっても暑さが続いていたのでどうなるのかと思っていた彼岸花ですが、
昨日家の近所の毎年咲いているお宅をチェックしたところ、なんと、咲いていました！
気候にかかわらずちゃんと季節に咲くものなのですね、驚きました。

２０１０年９月２５日　

さて、こちらは狂い咲きです(^^ゞ

２０１０年９月２６日

 

桃の花です。今日２階から庭を眺めると桃の木の一番てっぺんにピンク色のものが見えるので、何だろう？と

見に行ってみると・・・一輪綺麗に咲いていました。＼(◎o◎)／！

母に話したら、たま～にあるそうです＾＾　

タグ：旅行 海外 フランス 南仏 プロヴァンス アルル フォンヴィエイユ

コメント 45

アルフォンス・ドーデの「風車小屋だより」、当然自分が読んでる訳ありません（笑）
あの跳ね橋、せっかく復元するなら、川幅を広げて両岸の石積みも復元してほしいところですよね。


by 雅 (2010-09-27 00:00) 

風車、日本では水車の方が多くてあまり見ることが出来ない気がします。
子供の頃は風車はアニメとかに良くでてきて憧れでした。
跳ね橋は観光用に作られたもので稼動してないのでしょうか？
by 土芽 (2010-09-27 07:26) 

お早う御座います＊
ゴッホの跳ね橋　復元でしたか
ちっとも知りませんでした。だけど
いい感じですね～
矢張り一度は行ってみたいです♫(・o・)
どのフォトも素晴しいです♪　
by ＊ピカチュウ＊ (2010-09-27 08:36) 

nice!　
桃の花にはビックリです（笑）
by ネイル (2010-09-27 13:48) 

なんか、、ファイナルファンタジーとかのゲームに出てきそうな風景でし～！！気持ちよさそ～～～☆
by ぷりん＆りく (2010-09-27 15:01) 

「風車小屋だより」知りませんでした。
郡山図書館、蔵書検索したら、ありました。
明日にでも行ってみようと思います。
跳ね橋、ずいぶん印象が違いますね。当たり前ですけど。
せめて降ろしてあれば、と思いますが、事故防止でしょうね。
家内が前から気にしている物の一つです。
あとで見せてあげましょう。行った気になってくれると良いのですが。
今回も素敵な写真でした。
by emu310 (2010-09-27 15:16) 

こんにちわ～(^^

♪写楽♪の「ホンマかいなっ! 日記」へのコメントを
ありがとうございました～

遅くなってしまいましたが
先ずはお礼のみで申し訳ありませ～ん。

ありがとうございました～(^-^)
by ♪写楽♪ (2010-09-27 16:25) 

アルルの記事懐かしく拝見しました
この気温の変化は一体どうなっているのでしょうか
今日は１１月上旬だそうですね
実は、小田急線の伊勢原にある、棚田に咲く彼岸花
この天気では見に行くことができず困っています
明後日には行けそうですが！
by koh925 (2010-09-27 20:29) 

丘からの眺め、素晴らしいですね♪
絵になる風景ばかりで行ってみたいです(^^)
by ＳＩＢＡ (2010-09-27 22:25) 

跳ね橋は船舶の通行のためですよね・・・復元版はえらい狭い幅の船しか通れそうにないですね。（笑）
年季の入った風車、いい風合いです。ドンキホーテを思い浮かべますが、あれはお隣の国でしたか・・・。（汗）
by がま親分 (2010-09-28 00:01) 

♪雅さん
帰った後でも読んだらいいのに読んでいない私です(^^ゞ
そうですね、確かに。きっと費用的に難しかったのでしょう。
by kuwachan (2010-09-28 01:38) 

♪土芽さん
日本は風車を使えるほど風が強くないのかもしれません。
プロヴァンスは、ミストラルといってプロヴァンス独特の風が吹くので
その風を利用するのだと思います。
跳ね橋は周囲に鎖の柵があって展示用ですね。
稼動するとしても何かイベントの時だけのような気がします。
by kuwachan (2010-09-28 01:40) 

♪＊ピカチュウ＊さん
こんばんは。
私も今回旅行でガイドブック読んで復元を知りました。
モデルとなった橋は、アルルの中心から約３キロ南の
運河に架かっていたものだそうです。
行ったら見たくなりますよね^^
ありがとうございます。
by kuwachan (2010-09-28 01:41) 

♪ネイルさん
ホントびっくりです(＠_＠;)
写真を撮るのを忘れたので記事にできなかったのですが
実は、キンカンの花も少し前に２度目の開花。
やはり気候がおかしいようです。
by kuwachan (2010-09-28 01:41) 

♪ぷりん＆りくさん
へぇ～ファイナルファンタジーってこんな風景が出てくるんですか？
ゲームをしないのでわからなくて・・（汗）
by kuwachan (2010-09-28 01:42) 

♪emu310さん
早速図書館でチェックされたのですね～。
見習わなくては(^^ゞ
古い本なので家の近所の図書館にもありそうです。
跳ね橋は降ろしてあったらつい渡りたくなってしまいますものね。
木造なので仰るとおり事故防止かもしれません。
by kuwachan (2010-09-28 01:42) 

♪写楽♪さん
こんばんは。
こちらこそ、お越し下さってありがとうございます。
by kuwachan (2010-09-28 01:43) 

♪koh925さん
もう懐かしい感じですか？（笑）
先週の中ごろまでは夏、今週は晩秋ですか？
本当に体の方の調節が大変です^^
夜のニュースで多分その伊勢原の彼岸花を見ました！
ちょうど見頃のようでしたよ。ねらい目は水曜日ですね。
またお写真を拝見するのを楽しみにしています☆

by kuwachan (2010-09-28 01:45) 

♪ＳＩＢＡさん
こういう丘からの風景って日本だと北海道位でしょうね。
すぐそこにある風景がホント絵になります。
by kuwachan (2010-09-28 01:46) 

♪がま親分さん
親分さん、目の付け所が違いますね、そうですね（笑）
一応渡し舟程度は十分通れるかなとは思います。
風車は南仏の日差しを浴びて、丘の上にポツンと建っていました。
あれっ、アイコン変わりましたね(^_-)-☆
by kuwachan (2010-09-28 01:46) 

年季入ってますね～。
どこか、時間が止まってしまったような印象を受けますね。
by クリス (2010-09-28 06:48) 

復元されたものでも、ゴッホの跳ね橋。。。感慨無量です。
僕もいちど旅してみたい。
彼岸花艶やかですね。
しかし、桃の花にはギョエー。でも、なにげにかわいいですね(^_^;A
by ameya (2010-09-28 09:19) 

いつもいつもここの風景写真は癒されるんだけど、
今回は視界の良さというか地平線のせいか、一段と癒されましたー。w
いいな。
羨ましー。w w
いつも素敵な（しかも行きたい）風景をありがとうございます。w
by alo-had (2010-09-28 09:32) 

長閑ですね～
青空とのマッチングも最高ですね＾＾
by hrd (2010-09-28 09:52) 

絵本の、映画のような、世界ですね！
いいな・・・この場所に実際行かれたんですもんね。
羨ましいですよ～～～
by サチ (2010-09-28 12:34) 

♪シンシン。さん、♪qoo2qooさん、♪JBOYさん、♪あんれにさん、♪えーちゃんaaaさん、♪Shin,sionさん
♪めぇさん、♪土芽さん、♪4geさん、♪dorobuhigeさん、♪コンブさん、♪takemoviesさん、♪ぷーちゃんさん
♪キャラハンさん、♪KOEELE_tokkyさん、♪私が三人目さん、♪甘党大王さん、♪Ｈ　Ｋｏｓｕｇｅさん
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♪kakasisannpoさん、♪かいさん、♪moroqさん、♪よってさん、♪今造ROWINGTEAMさん、♪Maboさん
♪angie17さん、

nice! ありがとうございます。
by kuwachan (2010-09-28 12:44) 

♪クリスさん
はい、入りに入っています～（笑）
ここの丘の上に立って風景を眺めていると、
まるでタイムスリップしたような感じになります。
by kuwachan (2010-09-28 12:45) 

♪ameyaさん
復元されるということはそれだけリクエストも多かったのでしょう。
サン・レミ・ド・プロヴァンスもそうでしたが、アルルも絵のモデルになった場所には
跳ね橋と同様に絵が展示されていました。
桃の花、そうそう、健気な感じで可愛いでしょ^^
by kuwachan (2010-09-28 12:47) 

♪alo-hadさん
嬉しいですねー、ありがとうございます。
私、煽てられるとすぐその気になってしまいますので（笑）
また素敵～！と思った風景を写真に収めたいですね。
by kuwachan (2010-09-28 12:48) 

♪hrdさん
長閑という言葉以外の言葉が考えつかないくらい長閑な眺めですよね。
青空には感謝しています。青空、さま、さまです^^
by kuwachan (2010-09-28 12:51) 

♪サチさん
写真を整理しながら、記事を書き、あらためて感慨に耽っています。
行ってきたんだなぁ～って（*^_^*）
by kuwachan (2010-09-28 12:55) 

♪お散歩さん、♪りぼんさん、♪とみっちさん、♪ＨＡＺＵＭＩさん、♪galapagosさん

nice! ありがとうございます。
by kuwachan (2010-09-28 12:57) 

ホント行ってみたいですね～(@^^)/~~~
芸術に先行されて頭の中に入っている街です！
by ユーフォ (2010-09-28 17:09) 

そうそう、彼岸花って偉いですよね、ある意味。
by こうちゃん (2010-09-28 22:52) 

♪ユーフォさん
是非是非頭の中だけじゃなくて相方さんとご一緒に実現してくださいね。
あっ、でも、ピッピちゃんのご機嫌が斜めになっちゃうかな＾＾
by kuwachan (2010-09-29 00:16) 

♪こうちゃんさん
ひょっとしたら10月になって咲くんじゃ？なんて思っていたら
余計な心配は要りませんでした(^^ゞ
by kuwachan (2010-09-29 00:19) 

いつもため息をつきながら写真に魅入ってしまいます！
なんてのどかな田園風景。
そういえば「風車小屋だより」は子どもの頃読んだはず！！
内容はすっかり忘れちゃったんだけど。。もう一度読み返してみようと思います！
by まる (2010-09-29 00:30) 

跳ね橋かっちょえぇ～！！　たとえ復元でも。(^_^)
ゴッホ展（国立新美術館）で《アルルの跳ね橋》も展示されると良いですね。
公式サイトには見当たらなかったのであまり期待はできなそうですが。
０５年のゴッホ展（竹橋）でゴッホの作品に満足してしまったせいか、
今回のゴッホ展はパスしようかな～なんて。。。(^_^;)
《アルルの跳ね橋》が来日たら観に行きますけどね！(^_^)
by りゅう (2010-09-29 01:25) 

「風車小屋だより」借りてきました。
児童書コーナーにありました。
優しそうな文面をちらりと覗いただけ。家内に取り上げられました。
今回の記事も、なかなかスクロールさせてもらえません。
2段目左の写真、「こうは撮れないのよねー」特に惹かれた様子でした。

「うちの彼岸花、どうしちゃったのかしら」。まだ出てこないそうです。
「えっ？なに、この花」。最後にとても驚いてました。
by emu310 (2010-09-29 06:58) 

♪まるさん
ありがとうございます。
南仏はいたるところに田園風景が広がっています。
えっ、読んだことがあるんですか～スゴイ！
私は全然覚えがなくて、読んでいませんね(^^ゞ
遅まきながら、これをきっかけに読んでみようかと思っているところです。
by kuwachan (2010-09-29 12:19) 

♪りゅうさん
おぉ、かっちょえぇ！発言ですね☆
実はゴッホってほとんどと言っていいくらい興味がなかったんですよね。
でも、春先のボストン展やオルセー展で観て、更に現地へも行ったので
観てみようかなという気持ちがムクムクと出てきています^^
by kuwachan (2010-09-29 12:20) 

♪emu310さん
「風車小屋だより」は↑まるさんも子供の頃にとおっしゃっていましたが
児童書なんですか？意外です。私も図書館に行ってみないと(^^ゞ
写真、気に入ってくださって嬉しいです。

あらっ、彼岸花、出てきていませんか！それは大変です。
お花も気候がおかしいので迷っているんでしょうね。

emu310さんと奥様との微笑ましい会話が聞こえてきそうです。
by kuwachan (2010-09-29 12:23) 

♪なかたさん、♪Ｊ３さん、♪ryo1216さん、♪ヒロさん

nice! ありがとうございます。

by kuwachan (2010-09-29 12:26) 

アルル。
こうして旅をされてみると、一層、深いものを感じるのでしょう。
私は音楽を巡る旅をしますが、やはり現地へ行ってみないとわからないことが多いです。
本などで読み知ることも大切ですが、出来れば本当に自分の目で見て足で歩くこと!!!だと痛感しています。

彼岸花。
この季節になりました。
ちょっと遅いのかな?
季節の花は、忘れているかもしれない今の季節を思い出させてくれます。
そして、この花の名前は、日本をばっちり感じますね。☆
by ake_i (2010-09-30 17:03) 

♪ake_iさん
だから旅は行けば行くほど行きたくなるんですよね。
そんな気がしています。
もちろん事前の下調べをしておくと全然違います。

彼岸花。少し遅いかな？ですね。
うちの庭のホトトギスは開花が遅れていますし、
シュウメイギクは暑さで枯れてしまったのもあります。
やはり酷暑の影響はありますね。
by kuwachan (2010-10-01 12:46)