パリ&近郊の旅2012 その23 (シャルトル④) [海外@パリ&近郊の旅2012]
早いもので今日で8月も終わりです。
9月と聞いただけで秋の気配を感じますが、実際は、まだまだ残暑の厳しい東京地方です。
さて、さて、シャルトルに戻ります。
大聖堂をひと回りし、いよいよ内部へと入ります。
シャルトルのステンドグラスは,「シャルトルブルー」と呼ばれ、青が殊の外美しいことで有名です。
西正面、王の扉口の真上にあるステンドグラスは、13世紀の薔薇窓と12世紀の三連ランセット窓
(上部が尖った、つまり尖頭形の窓)からなっています。
↑中央では、キリストが傷を示す。血が流れる。キリストの回りには象徴的な四匹の動物。
外側の円には天使や使徒が居合わす。最後の審判の異なる場面(?)という意味がよくわかりませんが
最後の審判を表しているそうです。
三連のランセット窓の向かって右側は、「エッサイの木(樹)」と呼ばれるキリストの系譜を一本の樹にして描いたものです。(エッサイとは、聖書いよるとダヴィデ王の父であり、キリストの両親の先祖。)
物語の流れは下から上へと、
一本の木が、
眠っているエッサイの体から生じている。
その上に四人の王たち、
聖母マリア、
キリストと聖霊の賜を表象する七羽の鳩。
そして左右にメシアの到来を告げた預言者たち
という構図になっています。
中央・・・キリストの生涯
物語の流れは、左→右、下→上です。
二人の天使に囲まれたマリア
キリストのエルサレム入場
左:偶像が通路に倒れる
中:キリストの洗礼
右:天使が眠っているヨセフの所に現れる
エジプトへの逃避と聖家族のナザレへの帰還
幼児虐殺
左中:御浄め
右:東方の三博士が帰国命令を受ける
三博士による神の子の礼拝
左:羊飼いへの知らせ
右中:三博士とヘロデ王の会見
左:受胎告知
中:マリアの従姉妹エリザベト訪問
右:イエスの降誕
少しずれていますが、それぞれアップで撮ったものをつなげてみました。
左側・・・キリストの受難と復活の物語
こちらも、左→右、下→上の流れです
左:イエスがエマオの弟子に会う。
右:使徒がイエスと食事をする。
左:マグダラのマリアが救世主の復活を使徒に告げる。
右:救世主の聖女への出現。
左:イエスの埋葬。
右:墓にいる聖女。
左:イエスの十字架上での死。
右:十字架からの降下。
左:ユダの裏切り。
右:鞭打ち刑。
左:最後の晩餐。
右:キリストが使徒の足を洗う。
左:変容。
右:キリストが三人の使徒と山から降りる。
*説明は、彫刻と同じくシャルトルで購入した大聖堂案内の日本語版を参考にしています。
シャルトルブルーといわれるだけあって、青の色が効果的に使われているように思われます。
光の具合で本当や夕方の方がより一層美しく見えるそうなのですが、私が見たのは丁度お昼頃で、
それでもその美しさには言葉が出ないほどでした。
元々ステンドグラスは文字が読めない人のために作られたものだと聞いたことがありますが
このステンドグラスを見ていると、聖書の知識を持っている方は図柄見ただけで内容がわかるでしょうし、
ほとんど知識のない私であっても図柄とわずかな説明だけで、有名な場面については、
あっ、なるほど~と思うところがあり、その表現力の素晴らしさには驚くばかりです。
続きます・・・・・to be continued.
(2012年5月7日)
まるで宝石をちりばめたかのような美しさですね。
昔の人の知恵ってすごいと改めて感心します。
by みぃにゃん (2012-08-31 23:38)
ホント、ステンドグラスの窓って、素敵ですよねぇ~!
その日の天気によって光の具合が違うから、全体の絵の様子も全然違って見えますね^^ いつまでも見ていたい輝きです・・・
by メルシオ (2012-09-01 05:54)
おはようございます。細かな芸術に見入ってしまいました。^^;
by ソニックマイヅル (2012-09-01 08:35)
お早う御座います^^)
本当に青が綺麗なステンドグラスですね。。。
見とれてしまいます(^^)
実際に行ったら首が痛くなるくらい見上げてしまうでしょう。。。
by rtfk (2012-09-01 08:56)
なるほどそうなんだ!
ホントに綺麗ですね。
日本じゃお目にかかれないですよね。
by コンブ (2012-09-01 10:12)
青を基調にしたこのステンドグラス見れば見るほど
キレイに思えてきます。o(^▽^)o
by キャロロ (2012-09-01 13:15)
シャトルブルーのステンドグラスは、綺麗ですね。
日本では見れないでしょう。
~花のようで、キチョウでしたね。花は小さい花
です。
by ryuyokaonhachioj (2012-09-01 16:53)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
by kuwachan (2012-09-01 17:13)
♪みぃにゃんさん
ステンドグラスは光の当たり具合によって色々な表情を見せてくれます。
本物の宝石のように見えるときがありますね。
今のような技術や物のない時代の先人達の知恵や工夫には驚かされます。
by kuwachan (2012-09-01 17:15)
♪メルシオさん
大聖堂の中にステンドグラスを通して入る光りがまた素晴らしいですね。
光の具合によって色も違いますし図柄の雰囲気も変わります。
>いつまでも見ていたい・・本当にそんな感じになりました。
by kuwachan (2012-09-01 17:16)
♪ソニックマイヅルさん
細かいところまで丁寧に作られたステンドグラスは
素晴らしいですよね。
私も見れば見るほど見入ってしまいます。
by kuwachan (2012-09-01 17:17)
♪rtfkさん
青も同じ色ではなくその濃淡が美しいですね。
その中で赤の色が効果的に使われていてそれも印象的です。
ずっと見上げていると首が痛くなるので休み休み見ていました(笑)
by kuwachan (2012-09-01 17:17)
♪コンブさん
これだけ素晴らしいステンドグラスは、日本だけではなく
そう簡単には見られないと思います。
世界遺産に登録されているのも当然という感じです。
by kuwachan (2012-09-01 17:18)
♪キャロロさん
見事ですよね。
細かいところまで手を抜かずに作られたステンドグラス
その美しさに目を奪われます。
by kuwachan (2012-09-01 17:18)
ここのステンドグラス、綺麗でしたね。よく、覚えています。
by テリー (2012-09-01 17:21)
♪ryuyokaonhachiojさん
色がとっても美しいステンドグラスですよね。
電気がない時代ですから、大聖堂の中も光が入り込むステンドグラスは
一石二鳥の素晴らしいアイディアだったと思います。
キチョウの翅が花びらのように見えました^^
by kuwachan (2012-09-01 17:30)
♪テリーさん
シャルトルのステンドグラスは印象的ですよね。
素晴らしかったです。
パリから日帰りでしたが見に行った甲斐がありました。
by kuwachan (2012-09-01 17:37)
ステンドグラスは聖書が読めない方のために造られたものとのことですが、なるほど、こうして解説していただくとよくわかります。
by YAP (2012-09-01 18:51)
ステンドグラスは何ともいえない雰囲気が素敵ですね。
光が透けて見える美しさも綺麗で飽きることもないです。
こんなに素晴らしいステンドグラスを目の前で見ることが
できるなんって羨ましい限りでゆっくりと観察してみたいです。
by citron (2012-09-01 19:08)
ただ、綺麗だなの思い眺めていた薔薇窓やステンドグラスにも
キリストの受難などが描かれているんですね、ツアーで行くと時間を
せかされ細かく見る余裕がないのが残念です
by koh925 (2012-09-01 19:15)
ステンドグラス、惚れ惚れするような美しさですね。
光が差し込むとさらに美しさが増すのでしょうね。
by ため息の午後 (2012-09-01 20:21)
アップで撮られたものをつなげてくださったので、絵の内容までもよくわかります。素晴らしいですね。信者にとっては一つ一つが意味あるもので、その美しい輝きとあいまって神々しくも感じらたことでしょうね。
by yuzuhane (2012-09-01 20:48)
ステンドグラスで表現されたキリストの世界、
きれいな色で作られていますが、悲惨な場面も
描かれていますよね。
聖書が読めない人々のために作られたと
言われる意味が良くわかりますね。
by yoko-minato (2012-09-01 21:16)
実に美しいですね!
しかもストーリーが描き込まれている!
見事な芸術作品ですね!
PS
伊東さん・本田さんコメントありがとうございました♪
by またじ (2012-09-02 03:25)
なんてきれいなんだろう!!。
遠目に色をきらめきを楽しみ。
近づいていくと物語が目の前に広がるしかけ。
すごいです!!
by ameya (2012-09-02 07:13)
お早うございます。
先日大分県のステンドグラスの作家さんの工房訪問。来年ぎゃらりぃでの展示をお願いしてきました。楽しみです。
by 夏炉冬扇 (2012-09-02 07:36)
外観の写真で分かりますが
相当大きいステンドグラスですね^^
確かに青が綺麗ですね。
by hrd (2012-09-02 09:53)
聖堂の中、こんなステンドグラスを見ると荘厳な気分になります。
ここのブルーは鮮やかで荘厳さをさらに引き立てますね。
by Jetstream777 (2012-09-02 11:36)
皆様、こんにちは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
by kuwachan (2012-09-02 13:49)
コメント投稿に何度も失敗してしまうので、
まとめレスにさせていただきます。ごめんなさい。
♪YAPさん
今回シャルトルで買った日本語の解説書は
とても説明がわかりやすかったです。
これを読んでから見学するとまた違った印象を受けると思います。
♪citronさん
教会の中の荘厳な雰囲気の中で見るステンドグラスには本当に感銘を覚えます。
特にシャルトルの大聖堂のステンドグラスは、素晴らしいと有名でしたので
1度は行ってみたいと思っていました。
♪koh925さん
ツアーでは見どころを掻い摘んで説明して下さるので
重要なポイントは絶対に見逃さないところがいいと思います。
個人では確かにゆっくりと時間をかけて見られるところはいいのですが
しっかり下調べをしておかないと、うっかり見逃してしまったりすることがあります^^;
そんなことをするのは私くらいかな(笑)
♪ため息の午後さん
ステンドグラスの見事な色の組み合わせが
より一層図柄を引き立てていたような気がします。
時間を変えてみると全然違うもののように見えるそうですが
残念ながら私は見ていないのです。
♪yuzuhaneさん
重くて最後まで迷っていた望遠レンズを持って行った良かったです。
その上の全体のものがどれ位ハッキリと撮れているか大聖堂の中では
確認できなかったので、部分部分でも撮ってみたのです。
結果的には全体のでもそれなりに写っていてびっくり。カメラのおかげですね^^
今のように書物や映像のない時代ですから、当時の人たちにとっては
神聖なものだったことでしょうね。
♪yoko-minatoさん
そうですね。
宗教的なものとしてはやはりキリストの受難や苦悩の場面を
外すことはできなかったのでしょうね。
こういうことからもステンドグラスが単なる装飾物ではなく、
聖書の代わりのものであったことが窺えますね。
by kuwachan (2012-09-02 13:56)
♪またじさん
この小さな四角の中に物語が
ぎっしり入っていることに驚きます。
絵本の原点のようなものですね。
P.S.
本田さんのお話ができる方ができて嬉しいです。
♪ameyaさん
綺麗でしょう~!
この日はお天気が良かったので
色が鮮やかに見えたのではないかと思っています。
♪夏炉冬扇さん
それは楽しみですね。
どんな作品が展示されるのでしょう。
ブログで見せて下さいね。
♪hrdさん
高さ何メートルと言われても、一体何階建て位なのかさっぱり見当が付きませんが
ステンドグラスの部分がかなりありますよね。
建築技術が進み、大きな窓を造ることが可能になったことから
このような大きなステンドグラスが教会に使用されるようになったそうです。
♪Jetstream777さん
信者ではなくても、聖堂の中で美しいステンドグラスを見ていると
神聖な雰囲気に包まれてきます。
実際に見てシャルトルブルーと言われる所以がわかったような気がします。
by kuwachan (2012-09-02 14:00)
息を呑むような素晴らしいステンドグラスですね。
写真で拝見して、これだけ見事なのだから、実際にみるともっと感度するんでしょうね。
by 駅員3 (2012-09-02 14:06)
ステンドグラスは圧巻の一言です(◎-◎)。
それぞれに意味が込められているのでしょうね。。。
by シンシン。 (2012-09-02 14:12)
いつもながらkuwachanの旅行記は素晴らしい景色
でほんとうにウットリです。
ステンドグラス、いいですよねー。
いつも見とれてしまいます。
楽しい旅の記録、引き続き楽しみにしています。
by rei (2012-09-02 14:23)
キリスト教に対する信心さは全くないので説明をされても全く分かりません(笑)
でも、ステンドクラスはホント綺麗ですよね。
by 雅 (2012-09-02 19:32)
私も聖書の内容分かりませんが、紙芝居的でストーリーがなんとなく想像
できますね!アニメやマンガに近いものを感じます
by cookie (2012-09-02 19:58)
アップになっているステンドグラス、本当に綺麗ですね。
青と黒のコントラストが好きなんですよね~^^
by リュカ (2012-09-02 21:51)
シャルトルのステンドグラス素敵ですね~^^
お花にみえるところ♡かわいいですね~♪
by miyoko (2012-09-02 22:12)
こんばんは。
このステンドグラスは見事な”芸術品”ですね!
当時でも超一流のデザイナーや職人たちが
作り上げたものでしょう。
信じられないくらいの素晴らしさです!
by Loby (2012-09-02 22:23)
皆様、こんばんは。
ご訪問、nice!&コメントをありがとうございます。
♪駅員3さん
はい、素晴らしかったです。
見事なステンドグラスを前に思わずため息がでました。
♪シンシン。さん
やはり世界遺産だけあって期待通りの
見応えのあるステンドグラスでした。
ここのは特に宗教的な意味合いが多いですね。
♪reiさん
ありがとうございます。
カメラのお蔭ですねー(^^ゞ
ステンドグラスってホント素敵ですよね。
意味を考えずただぼーっと眺めているだけでも
綺麗だな~って思ってしまいます。
またお時間のある時に覗いて下さいね。
♪雅さん
宗教的な意味合い抜きに、大聖堂の入った途端に
その美しさに見とれてしまいました。
♪cookieさん
紙芝居・・・あ~確かにそんな感じかもしれません。
きっとこのステンドグラスを前に信者を集めて
神父さんが説明をしていたのでしょうね。
♪リュカさん
色の組み合わせがお互いに色を引き立てあって綺麗ですね。
ガラスだからこそ出せる色なのかも。
午後遅くが一番美しく見える時間だそうで、夕方にもう一度見たかったです。
♪miyokoさん
薔薇窓ですね。
遠目に見ると一つのお花模様になっているのに
近づくと更にその中にお花模様があって組み合わせが絶妙ですね。
♪Lobyさん
もちろん大聖堂のステンドグラスですから
当時の最高の技術をもって、最高の職人達がすべての力を結集して
作り上げたものだと思います。
当時作られた芸術作品の中でも最高峰でしょう。
by kuwachan (2012-09-02 23:13)
本当に美しい青ですね。
図柄も精緻で、素晴らしいステンドグラスです。
by aloha (2012-09-03 12:23)
こんばんはデス
ステンドグラスがきれいですね
それと青い空。。。なんか近頃、青いお空の写真がアップされたブログ記事を拝見するとジェラシーがメラメラと、、、(笑)
いいなぁ、、、晴れ
by わけん (2012-09-03 20:18)
♪alohaさん
こんばんは。
はい、青色が後まで印象に残る素敵なステンドグラスでしたよ。
図柄も完成に至るまで考えに考えられたのでしょうね。
とてもわかりやすくて素晴らしいものだと思います。
♪わけんさん
こんばんは。
素晴らしいステンドグラスを堪能してきました。
この旅行で一番のお天気の日でした。
青空に2本の尖塔が映えて素晴らしかったです^^
by kuwachan (2012-09-04 00:57)
素晴らしいです!
ガラスで表現しようとした先人の発想と、それを可能にした確かな技術。そして美の追求!
西洋文化の奥深くに触れた思いです。
by めりっさ (2012-09-04 07:40)
こんにちは。
凄いステンドグラスですね。
目がチカチカします。 眩しいくらいですね。 ^^
by のら人 (2012-09-04 08:55)
♪めりっささん
こんばんは。
西洋文化においてはキリスト教という宗教がなければ、素晴らしい芸術作品の数々は
生まれていなかったかもしれませんね。
このステンドグラスが作られた当時は人々の生活と宗教は非常に密接であり、
そういう意味ではこうやって私たちが今素晴らしい作品の数々を目にすることができるのも
色々と意見はあるでしょうが、キリスト教の力を無視することはできないと思います。
by kuwachan (2012-09-04 20:07)
♪のら人さん
こんばんは。
ステンドグラス、ハッキリ言って圧巻です!
その素晴らしさに圧倒されまくり、言葉を失う程です。
近くで見られるステンドグラスもありますが、天井が高いので
高い位置にあるステンドグラスは、肉眼よりもカメラを通した方が
よく見えるくらいです^^;
美しいものは宗教の壁をを超えると信じて疑わないです。
by kuwachan (2012-09-04 20:16)
とても綺麗なステンドグラスです。
by 水郷楽人 (2012-09-06 14:44)
♪水郷楽人さん
見事なステンドグラスでした。
800年近く前に造られたものとは
信じられないほどの美しさです。
by kuwachan (2012-09-06 21:50)