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ブルゴーニュ ロマネスクの旅 XXXI (ボーヌ② オテル・デューその1) [海外@ブルゴーニュ2011]

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[ひらめき]

ブルゴーニュ旅行記に戻ります。

素っ気ない黒い屋根と石壁に囲まれたオテル・デューの門をくぐり中庭に出ると、
目の覚めるようなカラフルな幾何学模様の屋根が目に飛び込んできました。

ブルゴーニュで流行した色煉瓦の屋根の中でも、立派で美しいといわれているものです。
素っ気ない外観は、建設当初盗賊に狙われないためにわざと貧しそうにみせるという
一種のカムフラージュだったそうです。

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[ひらめき]

オテル・デューとは、フランス語で「神の館」と意味の施療院で、もともとは修道院に付随し、
病人や貧しい人たちを救済する目的として礼拝堂や墓地を備えて、尼僧たちが看護にあたっていました。

ボーヌの施療院は、ブルゴーニュ侯爵フィリップ・ル・ボンの宰相のニコラ・ロランによって建設され、
中世から今に至るまでそのままの形で保存されています。

ニコラ・ロランは自分のブドウ畑を寄進し、そこから得られる収入を施療院の運営費に充てていました。
現在もその伝統は生きていて、当時からは縮小されたもののそのブドウ畑から生み出されるワインの
売り上げは建物の修復などに使われています。

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[ひらめき]

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