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ブルターニュ地方への旅 37 ・・・カンペール③(ホテルグラドロン) [海外@ブルターニュ2013]

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            サン・コランタン大聖堂の二つの塔と城壁@ホテル近くから


カンペールには2泊しました。
ホテルは駅からは少し離れていましたが、一応徒歩圏内。
旧市街にも近い三ッ星の「ホテルグラドロン」です。

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ホテルの入り口のドアノブに王様に彫刻がありましたが、
カンペールは、このグラドロン王の伝説に包まれています。

ここからはガイドブックの受け売りですが(^^ゞ
『パリの名前の由来は「イス(IS)に匹敵する(par)美しい町」という説があるそうです。この「イス」とは、ブルターニュの西端にあった伝説の都のことで、高い堤防が海水の浸水を防ぎ、出入り口の水門は固く閉じられていたそうです。ここを統治していたのが、このグラドロン王だったのです。

ところが、グラドロン王は善良な王だったものの、娘が放埓で、都全体の風紀も乱れていたため、神の怒りに触れ、悪魔に娘を誘惑させて水門の鍵を盗ませ、悪魔が水門を開けたため、イスは水没してしまいました。グラドロン王は聖人グエノエの手引きによって辛うじて海から逃れ、ここカンペールに新たな都を築いたのです。

また、町の中心にある二つの塔がそびえ立つサン・コランタン大聖堂もグラドロン王と深い関わりがあって、森で道に迷ってしまったグラドロン王が森で隠遁生活を送っていた聖コランタンに助けられ時、聖コランタンが空腹の王に魚を差し上げ、残った魚の身を川に戻すと、翌日魚は元に戻っていて、その奇跡を見た王が感謝と畏敬を持って聖コランタンを司教として自分の都に迎えたとか。』

というわけで、グラドロン王はカンペールとは切っても切れない王のようです。

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