ポルトガル縦断の旅 その47<リスボン その4 ジェロニモス修道院 後編> [海外@ポルトガル2015秋]
聖歌隊席から通路を通って、今度は回廊の方へと行きます。
食堂です。
建設当時は修道士の共同室として使われていたそうです。
天井のヴォ―ルトの形状が見事です。
壁面を飾るアズレージョは18世紀のものだということですので、後から付けられたものと思われます。
正面に飾られている絵は聖ジェロニモスを描いたもの。
窓枠はマヌエル様式。
ポルトガル縦断の旅 その46<リスボン その3 ジェロニモス修道院 前編> [海外@ポルトガル2015秋]
ベレンの塔と発見のモニュメントを眺めたあとはジェロニモス修道院の見学です。
ジェロニモス修道院は道路を隔てた向かい側で、地下通路を潜って行くのですが、
そのためには階段を一旦下りてまた上らなければなりません。
膝に体重がかかるため、朝、石畳に打ち付けた膝への負担は大きく、
平地ではそれ程感じなかった痛みがこわじわと襲ってきました。
しかし、ツアーでの観光だったので、ひとり遅れをとるわけにも行かず、頑張って付いて行きましたよ~
ジェロニモス修道院は、エンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業を讃え、
また新天地開拓へと乗り出していく航海の安全を祈願してマヌエル1世が1502年に着工。
胡椒取引の利益によって得られた富を使い、約1世紀をかけて完成させた
ポルトガルの黄金時代、マヌエル様式を象徴する建物です。
最初にジェロニモス修道院の中のサンタ・マリア教会にまず入ります。
入場は南門からでした。
レースのような繊細な彫刻が見事です。
スペイン人建築家ジョアン・デ・カスティーリョによって1518年に完成。
聖母マリア像を中心に聖人や高位聖職者の像が何体も飾られています。
↑ ティンパヌム(フランス語でタンパン)に彫られているのは聖ジェロニモスの生涯だそうです。
ポルトガル縦断の旅 その45<リスボン その2 ベレンの塔と発見のモニュメント> [海外@ポルトガル2015秋]
ベレンの塔(世界遺産)
ポルトガル縦断旅行の観光の最終日。午前中はリスボンの観光です。
向かったのは、テージョ川に面するベレン地区。
大航海時代ポルトガルの主要港だったところです。ベレンの塔はマヌエル1世の命令により1515年~1519年に
かけて建てられたそうです。その当時は水中にあり、「サン・ヴィンセンテの砦」として河口を守る要塞として
造られたが、その後は船の通関手続きを行う税関や灯台としても使われたとか。
テージョ川です。
内部も見学できるのですが、残念ながらツアーでは外側から見学するだけでした。
作家の司馬遼太郎は、優雅なテラスを持つこの塔を「テージョ川の貴婦人」と表現したそうです。
装飾された窓の部分は国王の間。
マヌエル様式で装飾されています。
そしてこちらが「発見のモニュメント」です。
ポルトガル縦断の旅 その44<リスボン その1> [海外@ポルトガル2015秋]
バスの車窓から撮ったので映り込みがあります。 ボンバル侯爵広場
ロカ岬からワタクシたちを乗せたバスは一路リスボンへと向かいました。
時間的には1時間弱位だったと思います。
ボンバル侯爵は、ポルトガルを代表する政治家のひとりだそうです。
リスボンも1755年に大地震に見舞われ、その後のリスボン再建計画や、政治、経済、教育など
様々な分野で改革を行って、近代ポルトガルの礎を築いた人物だとか。