ブルターニュ地方への旅 40・・・ロクロナン③ [海外@ブルターニュ2013]
またまた少し間があいてしまいましたが、ブルターニュの旅行記、ロクロナンの続きです。
工房を見学させてもらった後、村の中心から少し外れてしまったのでついでに、
地図に見晴らし台のマークが付いているところがあったのでそこへ行ってみました。
ブルターニュ地方では、敬虔なキリスト教徒が多いのか、キリストや聖人の像が
飾られている家をよく見ました。
少し高台になったところから、教会が見え、その向こうには田園風景がひろがっていました。
長閑なブルターニュの風景です。
風景的には手前の木をもうちょっと刈ってくれるといいかな?と思うのですが
そう都合よくはいきませんね
暫く歩くと再び石造りの家並みが見えてきました。
ブルターニュ地方への旅 39 ・・・ロクロナン② [海外@ブルターニュ2013]
ロクロナンを訪れる前日の夜、テレビ(確かFrance 2だったかと)を見ていたら、
「皆で選ぶフランスの町や村」というようなタイトルが付ランキング番組をやっていて、
思わず画面に惹きつけられて見入ってしまったのですが、姪っ子曰くフランスで人気の司会者が
上位に選ばれた町を訪問し、そこの町や村の産業や観光ポイントなどを紹介する番組でした。
前の年にはコルマールが選ばれていたようで、「そうそう、こんなところだったよね~。」と
いった感じで見ていたのですが、そうしたらなんと今年のランキングの上位に翌日訪れようとしていた
「ロクロナン」が入っているじゃないですか!言葉はわからないものの乗り出して見てしまいました。
ロクロナンはかつて帆布産業で栄え、その頃に前回ご紹介した花崗岩で造られた館が建てられたのですが
現在でもその伝統の帆布を織りつづけて続けている人がいるとテレビで紹介されていました。
サン・ロナン教会のある広場に面しているお店にふらっと入ってみたところ、
前夜テレビで紹介されていた織物が売られていて、
「あっ、これこれ、これじゃない?昨日のテレビでやっていたのは。」
などと姉や姪っ子と話しながら、お値段を見ると結構なお値段が付いていて、
記念に買おうかどうか迷っていると、お店のご主人らしき人が話しかけてきて、
姪っ子が昨夜のテレビを見たことを話すと・・・
「あれは私の息子なんですよ~もう少ししたらこちら来ますよ!」
「え~~~~~\(◎o◎)/!」
すると、本当にテレビに出ていたご本人が登場!驚きました。
さらに驚くことに・・・ご本人が昨夜のテレビを私たちが見ていたことに気をよくしたのか
「工房をみますか?」
と言って下さり、こんなことは滅多にないチャンスと見せていただくことにしたのです。
ご本人連れられながら行くと、工房はサン・ロナン教会の裏手の方らしく
教会の脇を抜けて行きます。
教会の裏は墓地になっていました。
ブルターニュ地方への旅 38 ・・・ロクロナン① [海外@ブルターニュ2013]
前記事にはたくさんのnice!と暖かいお祝いのコメントをありがとうございました。
これを励みにまた7年目に踏み出して行きたいと思います。よろしくお願いしますm(__)m
さて、ブルターニュ旅行記のつづきです。
ラ岬の代わりにビノデの海岸へ行った翌日は、当初の計画通り「ロクロナン」です。
ロクロナンへもバスで行ったのですが、前日ラ岬行きのバスの事件があったので(^^ゞ
観光案内所でバス停の場所とともに運行もちゃんと確認しておきました
ホテル近くの城壁に沿って造られた公園です。↑↓
ロクロナン行きのバス停はホテルの近くにあり、教えてもらった場所へ行ったのですが
そこの時刻表にはロクロナン行きのバスの番号がなく、慌てて近くのバス停も見たものの見つからず
諦めて教えてもらったところで待っていると、バスがやってきてホッと胸を撫で下ろしました。
やはりバスは緊張します^^;
ブルターニュ地方への旅 37 ・・・カンペール③(ホテルグラドロン) [海外@ブルターニュ2013]
カンペールには2泊しました。
ホテルは駅からは少し離れていましたが、一応徒歩圏内。
旧市街にも近い三ッ星の「ホテルグラドロン」です。
ホテルの入り口のドアノブに王様に彫刻がありましたが、
カンペールは、このグラドロン王の伝説に包まれています。
ここからはガイドブックの受け売りですが(^^ゞ
『パリの名前の由来は「イス(IS)に匹敵する(par)美しい町」という説があるそうです。この「イス」とは、ブルターニュの西端にあった伝説の都のことで、高い堤防が海水の浸水を防ぎ、出入り口の水門は固く閉じられていたそうです。ここを統治していたのが、このグラドロン王だったのです。
ところが、グラドロン王は善良な王だったものの、娘が放埓で、都全体の風紀も乱れていたため、神の怒りに触れ、悪魔に娘を誘惑させて水門の鍵を盗ませ、悪魔が水門を開けたため、イスは水没してしまいました。グラドロン王は聖人グエノエの手引きによって辛うじて海から逃れ、ここカンペールに新たな都を築いたのです。
また、町の中心にある二つの塔がそびえ立つサン・コランタン大聖堂もグラドロン王と深い関わりがあって、森で道に迷ってしまったグラドロン王が森で隠遁生活を送っていた聖コランタンに助けられ時、聖コランタンが空腹の王に魚を差し上げ、残った魚の身を川に戻すと、翌日魚は元に戻っていて、その奇跡を見た王が感謝と畏敬を持って聖コランタンを司教として自分の都に迎えたとか。』
というわけで、グラドロン王はカンペールとは切っても切れない王のようです。
ブルターニュ地方への旅 36 ・・・Binodet (ビノデ)後編 [海外@ブルターニュ2013]
いちごは食べたものの、バスに乗る前に軽くサンドイッチを食べただけだったので
お腹が空いてきました。このお天気でノドの方もすっかり乾いていたので
海岸の前のお店に入って、遅いランチをすることにしました。
向こうの方は当然のことながら野外ですが、私たちは日焼けするので当然室内へと・・・^^
ブルターニュ地方への旅 35 ・・・Binodet(ビノデ)前編 [海外@ブルターニュ2013]
Binodetの海岸を歩きます。
陽射しが急に強くなって、数日前のあの寒さは一体どこへ行ってしまったのやら・・・
信じられないほどです。といって湿気でベタつくわけでなく、サラッとして気持ちのよい暑さです。
この陽気に誘われて、男の子が岩場をはだしでぴょんぴょんと飛び越えていきました。
先程市場で買ったいちごを海岸のベンチに座りながら食べました。
いちごの甘酸っぱさが口いっぱいに広がりました。
おっ、ヨットが戻ってきました。
ありゃ、子供だけでなく、結構いいお年のおじさんも水着姿です。
海水に触ってみたのですが、まだ、水は冷たかったですよ。
向こうの人はへっちゃらみたいですね。
ヨットに乗っている人はヤッケを羽織っているようですが・・・^^
このギャップが凄いです。
ブルターニュ地方への旅 34 ・・・カンペール② [海外@ブルターニュ2013]
ブルターニュ地方への旅 33 ・・・カンペール① [海外@ブルターニュ2013]
再び、ブルターニュの旅行記に戻ります。
ロシュフォール・アン・テールへ行った翌日、3泊したヴァンヌを後にして、ブルターニュ半島の西の端に
位置し、フランス語で「最果ての地」を意味するフィニステール県の中心地カンペールに向かいました。
ブルターニュの文化はイギリスからやって来たケルト人によって築かれたのですが、そのケルト人が
最初に降り立ったのがこの地方であり、ブルターニュ地方の中でも異郷のムードが色濃く残っている
土地と言われているそうです。
ヴァンヌからカンペールまでは、Terで約1時間程で到着。
カンペールは、ブルトン語で「合流地点」という意味で、町の中央でオデ川とステル川が合流していた
らしいのですが、ワタクシ、その合流地点に気づきませんでした^^;
この日は、旅行の中でも楽しみにしていたひとつ「ラ岬」を訪れる予定になっています。
駅に到着後、一旦ホテルに行き荷物を置いて身軽になってから町に繰り出しました。
最初に行ったのが、ここ、オデ川沿いにある観光案内所です。
ブルターニュ地方への旅 32 ・・・ヴァンヌ⑥ [海外@ブルターニュ2013]
ロシュフォール・アン・テールから滞在しているホテルのあるヴァンヌに戻ります
ヴァンヌはその日が最終日で翌朝はカンペールへと移動です。
ロシュフォール・アン・テールへ行く時にはヴァンヌの駅前からバスに乗ったのですが
帰りは駅前ではなく旧市街のリベラシオン広場で降り、旧市街の散策していなかったところを
巡りながらホテルへと向かいます。
リベラシオン広場からすぐのところに騎馬像もあって素敵な公園!と思ったら、
そこはヴァンヌの市庁舎。が、生憎市庁舎は修復中でカバーに覆われていましたよくあることです。
市庁舎ということで旗が掲揚されていました。
左から、ヴァンヌ、ブルターニュ、フランス、ユーロですね。
このような向きで撮るとバックの建物が市庁舎のように見えてしまいますが^^
この建物は市庁舎ではなくチャペルで屋根の上に十字架が見えます
クネクネに剪定された植え込みの木(恐らく柘植)が立ち上るヘビみたいな感じで面白いです。
道路脇のガードレールの鉄柱にもヴァンヌの紋章(イタチくん)です。
ブルターニュ地方への旅 31 ・・・ロシュフォール・アン・テール⑤ [海外@ブルターニュ2013]
ロシュフォール・アン・テールの散策の続きです。
その次に訪れたのがノートルダム・ド・ラ・トロンシャイユ教会です。
この教会は12世紀にこの地に建立されたのが始まりとのこと。
ところが残念なことに正面のドアが閉まっています。
ひょっとして長めのお昼休みなのかな~?と思い暫く待つことに。
教会のお隣にあったこの建物の蔦は窓が隠れてしまいそうな勢いでした。
一番上の方まで伸びているので、建物全体が蔦で覆われるのもそう遠くないかもしれません。
それはそれで見応えがありそうです。
写真の右端にちらっと写っているのが、以前もちらとご紹介しましたがブルターニュ地方独特の
宗教彫刻群であるカルヴェールです。これは16世紀のものだそうです。